マネジメントとビジネストレンドの知見を得るMBAメディア

タグから検索する

旬の数字 2018/07/25

IoTデバイス数が急増! 2020年時点で300億個に達する見込み



執筆:谷口賢吾(BBT大学大学院 講師)

皆さんはIoT機器をいくつお持ちですか?

IoTとは、Internet of Things(モノのインターネット)の略で、インターネットにつながるものすべてを指します。

センサーを取り付け、モノの状態や状況を把握する。インターネットでモノを操作する。インターネットを通じて通信を行う。これらすべてIoTです。

PCやスマホ端末だけでなく、スマホを通じて、自宅帰宅前に家のエアコンをONにする、照明を点ける。こうした家電もIoTです。このようなIoTデバイスが2020年には世界で300億個に達すると予測されています(注1)。

世界人口70億人としても単純計算で一人当たりIoTデバイス約4.3個に相当することになります 。

IoTにより、私たちの生活は一気に便利になり、豊かさを実感できるようになったかも知れません。また、今後もIoT機器は一層機能を強化されるでしょうし、サービスも増えると考えられますので、少しワクワクした気になりますね。

しかし、喜んでばかりいられません。IoTは、悪意あるハッカーの格好のターゲットです。

PCにウイルスソフトなどを入れているかもしれませんが、スマホにも入れていますか?

スマホには、個人情報が溜まっています。SNSを通じて取引先の情報、友達の情報が洩れるという事故が度々発生しています。最近ではAIスピーカーにより家庭での会話が流出したという 事件も起きています。

IoT機器は、セキュリティ対策が脆弱なものがまだ多いために、狙われやすいのです。
例えば、日本にあるIoT機器を一気に乗っ取ってサイバー攻撃を仕掛け、ライフラインを停止させるなどの攻撃リスクまで考えなければなりません。

東京オリンピック時には、東京の滞在人口は3千万人になるとも言われています。そこでサイバー攻撃を仕掛けられたら……と考えるととても怖いことです。

とはいえ、今後IoT機器をより活用する生活や社会は必ずやってきます。これからの未来のワクワクする生活・社会を作るためにも、セキュリティにも気を付けていきたいですね。

注1:IHS Technology推定値
なお、IHS Technologyの定義では、「IoTデバイスとは、固有のIPアドレスを持ち、インターネットに接続が可能な機器を指す。センサーネットワークの末端として使われる端末から、コンピューティング機能を持つものまで、エレクトロニクス機器を広範囲にカバーするもの」としています。

出所:
総務省 ※最終アクセス 2018年7月23日
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h29/html/na000000.html


執筆:谷口賢吾(たにぐち けんご)

ビジネス・ブレークスルー大学、同大学院 専任講師
地域開発シンクタンクにて国の産業立地政策および地方都市の産業振興政策策定に携わる。
1998年より(株)大前・アンド・アソシエーツに参画。
2002年より(株)ビジネス・ブレークスルー、執行役員。
BBT総合研究所の責任者兼チーフ・アナリスト、「向研会」事務局長を兼ねる。
2006年よりビジネス・ブレークスルー大学院大学講師を兼任。
同秋に独立、新規事業立ち上げ支援コンサルティング、リサーチ業務に従事。

<著書>
「企業における『成功する新規事業開発』育成マニュアル」共著(日本能率協会総合研究所)
「図解「21世紀型ビジネス」のすべてがわかる本」(PHP研究所)