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旬の数字 2019/01/16

新元号4月1日に発表。西暦645年の「大化」以来248番目



執筆:谷口賢吾(BBT大学大学院 専任講師)

安倍首相は先日(1月4日)、皇太子さまの新天皇即位(5月1日)に伴って改める新元号を、4月1日に発表すると正式に表明しました。
新元号は西暦645年の「大化の改新」時に初めて「大化」と定められて以来、246番目の昭和、247番目の平成についで248番目となります。

そもそも元号は、皇位の継承があったときに定められます。今回の皇位の継承は5月1日ですが、生前退位であることや元号の変更の準備期間を考慮して1か月前に発表されます。

新元号発表後は、印刷物の元号変更や、情報システムの新元号対応などが必要となります。特に元号を利用している税金や社会保障などに関わる行政システムの変更には相当の時間が必要とされています。1か月で間に合わない場合は、平成と新元号を併用しながら速やかに新元号に統一することを目指します。

また、併用ということでは、日本では元号と西暦を併用しています。そこで、元号はやめて西暦だけにしてはどうかというような意見もあります。世界で元号を使用しているのは日本だけで、ワールドワイドでビジネスを行うのにはむしろ西暦のほうがわかりやすいということもあります。

そして、元号の決め方は以下のようになっています。

①国民の理想としてふさわしいような、よい意味を持つものであること。
②漢字2文字であること。
③書きやすいこと。
④読みやすいこと。
⑤これまでに元号または諡(おくりな)として用いられたものでないこと。
⑥俗用されているものでないこと。

これにローマ字表記で、平成や昭和と間違えないように、H・S・T・Mが頭文字にならない、15画以下の漢字を使うといことも条件にする模様です。

これらの条件で、有識者がいくつかの候補を挙げ、そのなかから内閣総理大臣を中心に閣僚会議で決定されます。新元号選定は、トップシークレットであり、万が一事前に漏れたら差し替えにもなるようです。

今までの元号で最も使われた漢字は「永」が29回でトップ、「天」「元」が27回で続いています。次の元号が何になるか今から楽しみですが、決定後は即座にシステム変更等が必要です。元号決定前に、変更対応で必要なことを整理しておいたほうがよさそうですね。

出所:
国立公文書館デジタルアーカイブ ※最終アクセス 2019年3月19日
https://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/listPhoto?KEYWORD=&LANG=default&BID=F0000000000000268419&ID=M0000000000001159113&TYPE=&NO=


執筆:谷口賢吾(たにぐち けんご)

ビジネス・ブレークスルー大学、同大学院 専任講師
地域開発シンクタンクにて国の産業立地政策および地方都市の産業振興政策策定に携わる。
1998年より(株)大前・アンド・アソシエーツに参画。
2002年より(株)ビジネス・ブレークスルー、執行役員。
BBT総合研究所の責任者兼チーフ・アナリスト、「向研会」事務局長を兼ねる。
2006年よりビジネス・ブレークスルー大学院大学講師を兼任。
同秋に独立、新規事業立ち上げ支援コンサルティング、リサーチ業務に従事。

<著書>
「企業における『成功する新規事業開発』育成マニュアル」共著(日本能率協会総合研究所)
「図解「21世紀型ビジネス」のすべてがわかる本」(PHP研究所)