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業界ウォッチ 2019/05/13

教員のちょっと気になる「 一般参賀 参賀者数 」



執筆:谷口賢吾(BBT大学大学院 講師)

今回は、「 一般参賀 参賀者数 」を取り上げてご紹介いたします。

今年5月1日に新天皇陛下が即位され、元号も「平成」から「令和」へと変わり新たな時代の幕開けとなりました。それに合わせて、5月4日(土)に御即位一般参賀が行われました。当初は10月を予定していましたが、御即位直後の方が祝賀ムードが高まるとの意見を受け、前倒しで行われることになったそうです。

宮内庁によると、5月4日当日の御即位一般参賀 参賀者数は14万1,130人だったそうです。

それでは、平成時代の上皇陛下の当時の御即位一般参賀 参賀者数と比べてどのような違いがあったのでしょうか。また、平成時代以降の新年および天皇誕生日一般参賀 参加者数がどのくらいで、どのように推移しているのでしょうか。実際に数字で確認してみたいと思います。

まず、平成元年(1989年)を見てみると、この年は昭和天皇崩御のため,天皇誕生日祝賀行事・一般参賀が行われませんでした。翌平成2年(‘90年)に即位礼一般参賀が11月に行われ、この時の一般参賀 参賀数は10万9800人でした。

令和元年の天皇陛下御即位一般参賀が約14万人でしたので、平成の御即位一般参賀 参賀数を3万人近く上回っていることになります。

次に、平成以降の新年一般参賀、天皇誕生日一般参賀の参賀数の推移を見てみます。

平成最初の新年一般参賀は平成3年(’91年)で7万7770人でした。平成6年は、前年の今上陛下の皇太子時代のご結婚後の新年一般参賀ということもあり約11.2万人の参賀者数となりました。それ以外は平成28年(‘16年)まで概ね6~8万人の間で推移しています。

平成時代の天皇誕生日一般参賀は、平成20年(‘08年)まで、概ね1万5千人~2万人の参賀者数で推移しています。平成21年(’09年)に3万人を超えて以降、平成27年(‘15年)まで2万人代後半から3万人の参賀者数で推移しています。

平成28年(‘16年)8月に上皇陛下が退位(譲位)の意向を表明されて以降、一般参賀者数が増加傾向となっています。平成最後の天皇誕生日一般参賀は8万人を超え、平成最後の新年一般参賀は約15.5万人と、平成以降最高の参賀者数を記録しています。

このように見ると、上皇陛下の退位意向の表明以降、皇室への関心が高まり、その流れを受けて、祝賀ムードで令和の時代を迎えたことが分かります。

世界情勢は激動の時代に入り、ビジネス環境もテクノロジーの影響など大きく変化しています。こうした環境下において、日本では新たに「令和」の時代を迎え、我々ビジネスパーソンもこれを契機として新時代に向けて、決意を新たにしていきたいところですね。

執筆:谷口賢吾(たにぐち けんご)

ビジネス・ブレークスルー大学、同大学院 専任講師
地域開発シンクタンクにて国の産業立地政策および地方都市の産業振興政策策定に携わる。
1998年より(株)大前・アンド・アソシエーツに参画。
2002年より(株)ビジネス・ブレークスルー、執行役員。
BBT総合研究所の責任者兼チーフ・アナリスト、「向研会」事務局長を兼ねる。
2006年よりビジネス・ブレークスルー大学院大学講師を兼任。
同秋に独立、新規事業立ち上げ支援コンサルティング、リサーチ業務に従事。

<著書>
「企業における『成功する新規事業開発』育成マニュアル」共著(日本能率協会総合研究所)
「図解「21世紀型ビジネス」のすべてがわかる本」(PHP研究所)