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編集部posts 2020/03/13

【編集部posts】オンラインMBAプログラムの急増



米良克美(BOND-BBT MBAプログラム事業統括マネジャー)
編集/構成:mbaSwitch編集部

こんにちは。
BOND-BBT MBAプログラム事業統括マネジャーの米良克美です。

皆さんは、「MBAのプログラム」と聞いて、どの様なイメージを持たれますでしょうか。

仕事を辞めてフルタイムで学校に通って学ぶ、フルタイムMBAプログラム?
平日夜間および週末に学校に通って学ぶ、パートタイムMBAプログラム?
学校に通わずオンライン中心で学ぶ、オンラインMBAプログラム?

私がMBAを志した2012年時点において、私が漠然と持っていたイメージとしては、「MBA=フルタイムMBA」というもので、MBAを取得するには仕事を辞めなければならない!と思っていました。そんな中、少し具体的にMBAについて調べてみると、働きながらMBAを取得することができるパートタイムMBAやオンラインMBAも存在することを知りました。

結局私は、仕事を辞めずに働きながら学べる、そして、場所と時間を選ばずに学べる、というポイントに魅力を感じてオンラインMBAプログラムの一つ、BOND-BBT MBAプログラムを選択し、2012年9月に入学することになりました(そして2014年10月に修了)。

私自身、BOND-BBT MBAプログラムでオンラインの学びを体験してみて、当初想定していた通り、場所と時間を選ばずに学べるという点はとてもメリットがあると実感しました(実際に、私はMBA2年目にはオランダに短期駐在しながらも継続して学ぶことができました)。それに加えて、オンラインで映像講義を何度も何度も見返すことができたり、また、自分の思考をテキストに落として(言語化して)ディスカッションする過程を通して自分の思考能力を鍛えることができたりと、当初の想定以上のメリットもありました。

総じて振り返ってみると、オンラインMBAプログラムは私にとってはとても有意義な学びの場となりました。

FINANCIAL TIMESに掲載された記事をご紹介

さて、前置きが長くなりましたが今回は、先日(2020年3月2日)にFINANCIAL TIMESに掲載された記事「Business schools scramble as demand grows for online MBAs.」を取上げてみたいと思います。

本記事の結論から先に申し上げると、MBAの未来はオンラインのようです。通学ベースのMBAプログラムの申込者数は過去2年間で世界的に減少している一方で、ほとんどのオンラインMBAの需要は増加している現実があります。

本記事の中で、Graduate Management Admission Council(GMAC)のプレジデントSangeet Chowfla氏は、「すべてが”Physical”から”Online”に移行している」と語っています。また、「オンラインMBAは、これまでは夜間または週末のパートタイムMBAプログラムに参加せざるをえなかった人たちに対して、そして、デジタルネイティブ新世代に対して、新しい機会を与えている」とも述べています。実際に、昨年のMBA.comによる入学希望者に対する調査では、オンラインMBAプログラムを検討したことのある入学希望者の割合が42%にのぼっており、この数値は2015年の32%から大きく増大していました。

このオンラインMBAの大きな特徴ともいえる、いつでもどこでも好きなときに勉強できる柔軟性が、これまでビジネス教育を考えたことのない人々を惹きつけている要因の一つと考えられています。

加えて、通学のMBAプログラムと比較して、相対的に低価格であることもオンラインMBAの魅力の一つと考えられています。ただ、Indiana University’s Kelley School of Businessのように、オンラインMBAプログラムの価格を、通学プログラムと同レベルに設定しているにも関わらず、学生増に成功した例もあるので、価格だけではなく学生の多様なニーズにどのように対応するかが重要と考えられています。

このようなMBA希望者のニーズの変化に対して、ビジネススクール側はというと、オンラインMBAプログラムを強化することで対応してきました。5年前、Association to Advance Collegiate Schools of Business (AACSB)の認証を受けたMBAプログラムの中で、オンラインオプションを有するのはわずか20%に過ぎませんでした。しかし昨年末には、これが35%にまで成長しており、オンラインMBAプログラムを提供しているビジネススクールが急増したことが見て取れます。この背景には、教育機関自身がオンラインプログラム開発に力を入れたことに加えて、外部の支援機関(オンラインでのコンテンツ配信を支援するサポートプロバイダーなど)の貢献もあるようです。

以上、本記事で示されているのは、オンラインMBAプログラムに対するMBA希望者のニーズが増大しており、また、ビジネススクール側もこのニーズを捉えてオンラインMBAプログラムを拡充しているという内容でした。

昨今のコロナウイルスの影響を受けた学校閉鎖に伴って、日本においてもオンライン学習が非常に注目を集めています。学び方のニーズの多様化、さらには通信技術をはじめとしたテクノロジーの進化に伴って、今後さらにオンライン学習が進んでいくものと私は考えています。

BBT大学院およびBOND-BBT MBAは、オンラインを中心とした学びでMBAを取得できるプログラムです。本記事に取り上げられているようなオンラインMBAに興味をお持ちの皆さま、ぜひ一度BBT大学院およびBOND-BBT MBAの説明会に来てみませんか。
皆さまにお会いできるのを楽しみにしております。

米良克美

BOND-BBT MBAプログラム事業統括マネジャー
薬剤師、博士(薬学)、MBA
熊本大学大学院博士課程を修了(首席)した後、日本学術振興会特別研究員として基礎研究に従事する。その後、アステラス製薬にて新薬の研究開発を行う傍ら、働きながらBOND-BBT Global Leadership MBAを取得する。その後、アレクシオンファーマ、バイエル薬品、デロイトトーマツコンサルティングを経て現職。
ライフワークとして、幸福学やポジティブ心理学の研究に従事する傍ら、研究で得られた知見を社会還元するため、ビジネススクールや企業向けの講演活動も行っている。