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編集部posts 2020/05/28

【修了生オンライン座談会】第1回リモートワークでの働き方について



編集/構成:mbaSwitch編集部

BBT大学院の卒業生の3名と一緒に、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で急速に進んでいるリモートワークについてオンラインでの座談会を開催しました。

ゲスト:古波鮫 大己( BBT大学院MBA本科修了、合同会社DMM.com)
ゲスト:村西重厚(BBT大学院MBA本科修了、データ・サイエンティスト株式会社)
ゲスト:岸原 直人(BBT大学院MBA本科修了、パナソニック株式会社)
進 行:窪田悠(BBT大学院 事務局)

本記事では、座談会の模様を3回に分けてお届けします。
第1回目となる今回は、それぞれが実践しているリモートワークでの働き方についてBBT大学院での経験も踏まえ語っていただきました。

▼YouTubeでは座談会の様子を動画で紹介!

座談会の様子を動画で観たい方はこちらからご覧くださいませ。




1.リモートワークでの働き方

窪田:本日は、BBT大学院のMBAを取得し卒業された皆さんにお集りいただいております。
今回の主旨は、昨今のリモートワークで皆さんがどういうことを実践されているのか、何を課題に感じているのかを座談会形式でお話ができればと思っています。さっそくですが最初は岸原さんより、ご自身のご紹介も踏まえお話頂ければと思います。

岸原:はい、現在、私は、パナソニックでデジタルマーケティングの仕事とパナソニック独自の社内複業制度を使って、家電部門の新規事業創出をしております。
BBT大学院は2013年に入学し、2015年の3月に卒業しました。
リモートワークでいうと、社内複業制度を活用したD-Locators HUBという組織を持っているのですが、オンライン上で多種多様な人がデジタルマーケティング仕事や組織の運営を行っております。

窪田:ありがとうございます。では、岸原さんは現在どのようなリモートワークを過ごしているのでしょうか。

岸原:私たちの仕事は、社内複業で参加しているメンバー含めて20人ほどの組織で行っているのですが、通常もリモートで仕事をしており、MicrosoftのTeamsを活用し、自己管理でそれぞれのタスクを行っております。
また、BBT大学院のAirCampusのように、チャットでコメントをしたり、情報交換を行っています。それだけでは、足らない場合は、ZoomやTeamsを使って、テレビ会議で打ち合わせを行っています。

その中でこだわっていることは、ちょっとした日々の情報をシェアし合うようにしています。
具体的には、デジタルマーケティングの仕事をしているので、誰かが必ず1日にデジタルのニュースを1投稿し、それについてコメントを行うことをしています。
そうすることで、共有知識が増えていき、会話が盛り上がるので、リモートで働いていてもバラバラに仕事をしている感じが少なくなります。
また、シンプルなことですが、テレビ会議では必ず顔を出すようにしています。Zoomなどで自分の写真や壁紙で会話をしていると、やっぱり壁ができてしまうので顔を出してもらうようにしています。

これらは、BBT大学院で実践していたことで、リモートワークでも上手く行ったと感じています。例えば、分からないことを誰かがオンラインでつぶやくと皆が答えてくれるので、すぐに具体的にアクションに移れるようになっています。


 
窪田:なるほど。ありがとうございます。そういう意味でいうとBBT大学院のAirCampusで、日頃からリモートワークの予習のようなことが出来ていたということですね。

岸原:また、昔に比べると、今はSlackやTeamsなどのプラットフォームが出てきたので、より快適にリモートワークが出来ています。

窪田:岸原さんはお子さんがいらっしゃると、たまにお子さんがオンラインワーキングツールに入ってくることはありますか。

岸原:はい、よくニュース番組で在宅勤務ワーカーの悩みで取り上げられ、仕事にならないというふうに映していますが、子供は3分ぐらいすると飽きるし、私も相手にできないのでそれほど気になっていません。私は、逆に子供を映して、仕方がないよねという雰囲気を作ることで、他の人も子供が映っても良いと思ってもらい、皆がストレスのないようにしています。

窪田:ありがとうございます。とても勉強になりました。



2.リモートワークだからこそお互いの時間を尊重する

窪田:では、続きまして村西さんよろしくお願いします。

村西:私はフリーランスとして、主にウェブマーケティングのプロジェクトなどの仕事をしており、リモートワークについては、コロナの状況になる前から実施していました。
リモートワークでは、プロジェクトやお客さんによって様々なツールを使ってやりとりを行っております。例えばFacebook のメッセンジャーや LINE、 Redmine(プロジェクト管理ツール) など、色々な方法で仕事をしています。

また、プロジェクトごとにGmail アドレスを取得し、皆でGoogleのスプレッドシートやドキュメントを編集しながら仕事をしています。その中で現在、リモートワークが増え、1日中仕事場にこもるため、運動不足になりがちです。私は夕方 2、3日に1回1時間ほど散歩する時間をあえて設けています。

窪田:フリーランスですと、時間に縛られない環境なのでどこまでも仕事ができてしまうと思っているのですが、仕事の線引きはどのようにしているのですか。

村西:私の場合は月初めに1ヶ月のスケジュールを、月曜日に1週間のスケジュールを、当日の朝、1日のスケジュールを立てるようにしています。
またお客さんとコミュニケーションをする中で、即答しないといけないと思う場面があるますが、仕事の具体的な内容や納期について合意をとり、自分と相手を尊重する関係性を作っていけば、即答しなくても良い場合もあると思っています。

窪田:ちゃんと相手との合意を作っておくコミュニケーションが必要になっているということですね。

村西:例えば夜遅い時間に来たチャットメッセージに対しては、内容によりけりですが、必ずすぐに既読にする必要はないと思います。また、既読にしたとしても一旦既読スルーを認める事は重要な文化だと思っています。
皆さんそれぞれの都合があるので、納期自体を共有しながら途中のプロセスはお互いの時間を尊重する考え方が大事かなと思っています。

窪田:ありがとうございます。皆さんから村西さんに質問はありますか。

古波鮫:村西さんにとってBBT大学院で学ぶスタイルがリモートワークで活かされたことはありますか。

村西:人に何かを伝えるときの解像度をできるだけ高めることが活かされています。Air CAMPUSで多くのディスカッションを行ってきましたが、より自分の考えを正確に伝えないと誤解を生んで残念な質問をもらったり、悔しい思いをたくさんしてきました。いかにコントラストが高い情報を相手に伝えるかという部分はたくさん訓練したと思っています。

例えばチャットでタスクのお願いをする場合、言葉足らずで確認をする時間が発生すると無駄じゃないですか。いかに端的かつ的確な解像度で相手に情報を伝えるのはすごく大事だし、それがある程度記録として文字情報として残っていきます。情報の伝え方の解像度という意味ではAir CAMPUSでのトレーニングというのは非常にためになったのかなと思っています。

窪田:村西さんありがとうございます。



3.BBT大学院での学びがリモートワークで活かされる

それでは最後に古波鮫さんのお話を伺えればと思います。

窪田:古波鮫:LIXILに入社後R & D部門で16年ほど過ごした後、BBT大学院に2012年に入学しました。卒業をきっかけに新規事業開発室に異動し、社内事業の立て直しやスタートアップの出資などを行っていました。その後2017年からLIXILが運営している有料老人ホーム事業の事業再生を行ない、そして今年の4月からDMM.comで働いております。

リモートワークに対しては、BBT大学院の入学当初から海外出張も多かったので、場所と時間を選ばず授業が受けられて、何かをやることに対してはBBT大学院にいたからこそ慣れていると思います。
また、ライティングスキルや言語化力というのはBBT大学院ですごく鍛えられたと思います。特に僕の場合は言葉だけで伝えることが難しいと感じていたのでPowerPointでチャートを作って共有してきました。それが今に活かされていると思います。

窪田:古波鮫さんは転職されたのが4月だと思うのですが、転職初日からリモートワークなのでしょうか。

古波鮫:私は3日だけ出勤しました。 DMMは全面的にリモートに切り替えているので 、同僚とはほとんど顔も合わせていません。多少戸惑いもありましたがSlackで自己紹介するなど、 オンライン上でコミュニケーションを取っています。

窪田:皆さんから他に質問はありますか。

村西:リモートワークでは「寂しい」と感じることがあると思うのですが、どのようにされているのでしょうか。

古波鮫:私は、同じタイミングで入社した同僚とZoomを使ったオンラインランチ会をしました。人となりも分かりましたし、これはリモートワーク時代の転職後のスタートの仕方になってくるのかなあと思っています。

窪田:ありがとうございます。岸原さんはいかがですか。

岸原:気分や生活テンポの切り替えなどはどうしていますか。私がとあるアンケートを取った時に、良かった点は通勤時間が無くなりすぐに仕事が始められることですが、メリハリがつきにくいやずっと長く仕事をしてしまうなど回答がありました。その点を踏まえ、気をつけていることや、いい方法などあれば教えてほしいです。

古波鮫:これは私がBBT大学院に入った時から実践している事ですが、起きる時間を一定にしてシャワーを浴び必ずコンビニに行って帰ってきたら勉強すると言う規則正しさに気をつけています。勉強も仕事もサボろうと思えばサボれるので、そこをいかにして自分自身に強制力を働かせるための仕組みと習慣をすごく意識しています。
終わる時間は私も長く働いてしまうタイプですが、朝起きる時間を決めてしまうと早く寝ないと起きられないので、私は朝をベースに時間を決めて7時間から6時間で寝ることを意識と必ずリズムは作れるのかなと思っています。

窪田:ありがとうございます。私自身実践できていないこともありましたので、すごく勉強になりました。 視聴者の皆さんも一つ参考にしていただいて、皆さんのより良いリモートワーク環境の構築の一助とできればと思っております。

次回第2回は「リモートワークだからこそ考える健康管理について」というテーマでお送りいたします。
お楽しみに!

第2回へ >>

古波鮫大己

東京農工大学大学院 応用化学専攻卒、ビジネス・ブレークスルー大学大学院経営管理専攻修了。
2005年、トステム株式会社(現 株式会社LIXIL)入社後、R&D部門にて新素材開発やR&D戦略立案に携わる。2015年、新規事業開発室に異動し、社内事業のカーブアウト、アクセラレーター・プログラムの立ち上げ、ベンチャー投資などに従事。
2017年からはLIXILが運営する有料老人ホーム事業の事業再生を主導。COO的立場として、業績を大きく改善させるとともに、会議変革を中心とした組織全体の問題解決力アップを実現。2020年4月より、合同会社DMM.comへ。

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村西重厚

データ・サイエンティスト株式会社 エグゼクティブ・ディレクター
一般社団法人起活会 代表理事
1972年 兵庫県神戸市出身
工学部機械科卒業後、メーカーで生産技術部門に従事。その後、営業部門を経て新規事業部門でWEB事業を立ち上げる。新規事業の立ち上げ時に経営知識の必要性を感じ、2013年にBBT大学院に入学。2015年MBA取得。MBA取得後、ベンチャー企業に転職し、営業、マーケティング、資金調達などに携わる。2017年より、検索ビッグデータ分析を元に企業戦略の立案・推進に携わる一方で、一般社団法人起活会を立ち上げ、起業家支援を行っている。
趣味は登山、クライミング、ギター。

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岸原直人

パナソニック株式会社デジタルマーケティング推進室 課長
アプライアンス社事業開発センター ゲームチェンジャーカタパルト VersatilePlayer
1971年埼玉県所沢市生まれ
早稲田大学卒業後、松下電器産業株式会社(現:パナソニック株式会社)に入社。国内外営業・マーケティング、海外広報を経て、2012年から2015年まで米国地域統括会社でブランドマーケティングに従事。帰国後は本社経営企画での勤務後、2017年より新設されたデジタルマーケティング推進室で、グループ全体のデジタルマーケティング化を推進中。また2018年からは、「社内複業制度」を活用し、家電部門の新規事業創出組織であるゲームチェンジャーカタパルトに参画。

大学時代始めたアメリカンフットボールに今も夢中。米国勤務時代は、全世界最大規模のスポーツイベントと言われるスーパーボウルを、『一生の一度のチャンス』と捉え、1席数十万円のチケットを購入して観戦。また、現在も40歳以上のメンバーで構成される『シニアアメリカンフットボール』のチームに所属し、プレーを継続。アメフト以外でも、トレイルランニングに熱中。毎年複数の大会に参加している。また「トレーニングで街創り」というビジョンを掲げる『Daddy Pak Training』に所属し、日本初の都市型障害物レースイベントを行う等、社会起業にも活動の幅を拡大。大前学長の「やりたいことは全部やれ!」という教えをまさに実践している。

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