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編集部posts 2020/08/27

MBA(経営学修士)とは?どんなメリットがあるか、その価値をわかりやすく解説!



執筆:mbaSwitch編集部

ビジネスや経営の知識を深めたい、課題解決能力を高めて仕事でもっと結果を出せるようになりたい、自らを成長させ人生をより充実したものにしたい、漠然と今の仕事に不満がある――。さまざまな想いやきっかけから、MBAに興味をもつ人がいるのではないでしょうか。

本記事では、MBAの基本的な知識はもちろん、「MBAと中小企業診断士の違いは?」「MBA取得のための大学院に入学するのは難しい?」「国内のMBAと海外のMBAはどう違う?」など、MBAに関する疑問について解説していきます。

1.MBAとは?

MBAは「Master of Business Administration」の略です。経営学の大学院修士過程を修了すると与えられる学位で、日本語では「経営学修士」もしくは「経営管理修士(専門職)」と呼ばれます。

大学院の修士課程を修了した際は「経営学修士」の学位が、専門職大学院の専門職学位課程を修了した際には「経営管理修士(専門職)」の学位が取得できます。

2.国内のMBAの歴史と現状、そして課題とは?

国内MBAの歴史と現状

欧米では1900年代から普及していたMBAですが、当時の日本ではMBAの学位は海外で取得するのが常識とされ、あまり浸透していませんでした。

国内でMBAの普及が遅れた大きな理由のひとつが、日本特有の制度である「終身雇用制度」です。日本では多くの企業が終身雇用制度を採用しており、経営人材は内部から年功序列で登用されるのが一般的でした。さらに、経営人材の育成は同企業内でジョブローテーションをしながら長期的に行うOJTが主流とされていました。そのため、社外で短期的に育成するMBAの需要は少なかったのです。

2000年代に入り、ようやく国内でMBAが注目されるようになります。2003年、国際的・社会的に活躍する高度専門職業人の養成機能を向上させるために「専門職大学院制度」が制定されました。この制度によってMBAの大学院が次々と誕生し、国内でMBAを取得する人が一気に増えました。

その後、オンラインで受けられる教育プログラムが普及し、産休・育休、介護、地方や海外居住、転勤などのさまざまな制約があってもMBAの取得が可能となりました。

現在ではオンラインの授業であっても、教員による講義だけでなく、学生同士が画面上でお互いの顔を見ながらディスカッションすることもできるため、オンライン授業と教室での従来型授業との質の差はなくなってきているといえます。

日本では、2017年ごろから「人生100年時代」を見据えた経済・社会システムの構想が進められています。個々人においても自分の人生が100年続くと考え、生き方、そして知識やスキルのアップデートが求められるようになりました。そうした背景からも、時間を有効活用しながら、ビジネスの視野を広げることができるオンラインMBAの需要が高まっています。

また、新型コロナウイルスの感染状況によって、いつ休校措置がとられるかわからない現状からも、今後ますますオンラインMBAは注目されていくと考えられます。

本校(ビジネス・ブレークスルー大学大学院。以下、BBT大学院)では、2005年の開学以降15年間オンラインで学べるMBAプログラムを提供しています。

オンデマンド制のため都合のよい時間に繰り返し講義動画を視聴できたり、情報収集や思考に時間をかけた上でテキストベースでディスカッションができたりと、効率のよいインプットと質の高いアウトプットを行えるのは、オンライン授業を長年研究・実践してきたBBT大学院だからこそ実現できることです。

また、実務家教員が実体験を交えながら授業をするため、経営のアカデミックな側面だけでなく、経営者としての心構えや組織の動かし方といったマインドの面も学べ、実践力を鍛えることができます。

国内MBAの課題

国内の経営大学院が数多く設立され、MBAホルダー(MBA取得者)は増えているものの、国内MBAにはまだ課題もあります。

2003年の専門職大学院制度の創設から国内経営大学院の数は順調に増えていましたが、2008年以降はほぼ同数です。東京都などの都心部に集中して開校しているため、地方における経営人材の養成機能が不足しています。
【出典】文部科学省「経営系大学院を取り巻く現状・課題について」p.23
(最終アクセス:2020年8月26日)


地方にも経営大学院を設置したり、オンラインでMBAを取得できるプログラムを充実させたりすることで、地方の経営人材養成機能の不足を解消していく必要があるでしょう。

また、MBAには複数の認証機関があり、各認証機関が設けた審査基準によって世界中の経営大学院の認証・評価を行っています。

主な認定機関は、アメリカに本部があるAACSB(The Association to Advance Collegiate Schools of Business)、イギリスに本部があるAMBA(the Association of MBAs)、ベルギーに本部があるEQUIS(European Quality Improvement System)の3つです。
この「第三者による認証」が国際的なMBAにとっては重要とされていますが、日本では上記3つの認定機関による認証を受けている大学院が少ないという課題もあります。

国内で第三者認証機能を担っているのは、公益財団法人大学基準協会の「経営系専門職大学院認証評価」です。BBT大学院も「適合」と判定されています。(2020年8月時点)

3.MBAはどのようなことを学び、どのような目的で取得するのか。取得可能な学位とは?

MBAで学ぶこと

一般的にどの経営大学院でも共通して学ぶことは、経営資源の3要素である「ヒト・モノ・カネ」に関する知識やスキルです。領域で表すと、ヒトは「組織行動・人材マネジメント」、モノは「マーケティング・経営戦略・オペレーション」、カネは「アカウンティング・ファイナンス」です。この3領域を体系的に修得し、論理的思考や問題発見・問題解決のスキルなどを養うことで、経営・ビジネスで生かせる実践力を身につけることができます。

どのような人材の育成を目指しているのかは大学院ごとで違いがあり、その大学院特有のカリキュラムも存在します。

MBAと混同されやすいものに「中小企業診断士」があります。どちらも経営学の全般的な知識を学びますが、MBAは「学位」、中小企業診断士は「国家資格」という大きな違いがあります。

学び方も異なり、MBAは大学院でグループディスカッションなどを通してクラスメイトとともに学びますが、中小企業診断士は資格試験に向けて基本的には一人で学習します。
経営者や経営者視点をもったリーダーとして経営戦略について学び、意思決定できるようになりたい場合はMBA、経営コンサルタントの立場で中小企業を支援したい場合や、社内の経営企画・戦略立案を提案できる広い視野がほしい場合は中小企業診断士と、取得する目的も違うケースが多いです。

MBAを取得する目的とは?

MBAを取得する目的は一人ひとり異なりますが、どんな目的でMBAを取得したいと考える人が多いのでしょうか。
経営大学院修了生への調査*から、MBA取得の主な目的を探ってみましょう。

●経営の体系的な知識を得たい
「経営系大学院への志望動機について教えてください」という設問への国内経営大学院修了生の回答は「企業経営に必要な一通りの理論や知識を得るため」が1位で約6割を占め、2位に「広い知見・視野を得るため(51%)」、3位に「実践的な知識を得るため(38%)」が挙がりました。

また、「経営系大学院へ入学する際に、どのような人材になることを目指しましたか」という設問では、1位が「ゼネラルマネージャー(51%)」 、2位が「特定分野のスペシャリスト(39%)」、3位が「イノベーション人材(36%)」という結果でした。

調査対象者の半数以上が「企業経営に必要な一通りの理論や知識を得るため」、そしてゼネラルマネージャーとして活躍するために経営大学院への入学を決めていたことがわかります。

経営大学院への入学目的とMBAの取得目的は一致することが多いため、これらの目的がMBAの取得目的にもなっていると考えられます。

●現職の業務で生かしたい、転職や起業がしたい
さらに、「大学院に就学したときと、修了後(現在)の勤務先の変化」では、就学時と同じ勤務先で就業している人が約5割、転職した人が約2割という結果でした。

現在の勤務先で修得した知識やスキルを生かしたいと考えている人や、MBAの学位や学んだことを生かして転職したいと考えている人が多いといえるでしょう。
就学時の業種別に見ると、サービス業では起業した人が約2割もいます。起業するためにMBAを取得する人も少なくないようです。

●収入アップや昇進・昇給を目指したい
同調査からは、修了後に収入アップや昇進・昇級、”責任のある仕事を任せられるようになった”などの処遇変化があったと回答する人もいました。MBA取得後、このようなプラスの変化が図らずもついてきたケースもあるでしょうが、収入アップや昇進・昇給が取得目的になることもあるといえます。

●ビジネス現場の課題を解決したい
入学直前の就業経験は「勤務経験 10 年以上」が 6割を占めています。
前述したように、経営大学院で学ぶことで経営・ビジネスに必要な知識・スキルを修得することができます。


ビジネスの現場ではさまざまな課題に直面します。勤務先だけで培った知識や経験では解決できない問題が増えた、より高度な専門知識と論理的思考に基づいた実践力を備えたい、急速に変わりゆく状況を的確に判断し意思決定することが求められている――。
こうした課題を抱えているビジネスパーソンは、経営大学院で学ぶことで、現在そして今後の課題解決にも役立てられるでしょう。

●MBA取得を目指すきっかけやモチベーション
同調査の国内大学院修了生への「ビジネススクールへの就学動機」のヒアリング結果からは、さまざまな動機が挙げられています。

たとえば、
・キャリアチェンジを効率的に行うためにビジネスに関する知識を一度体系的に習得したかった
・アメリカの有名ビジネススクールのMBAを取得した社員が待遇などで優遇されており、ビジネススクールや修士号という学位を意識するようになった
・新卒で就職した会社は金融機関では知識が足りず、取引先の考えやビジョンが把握できないことがあった。また、当時の金融関連業界は女性の地位がまだ低く、社会的地位の向上のためにも学歴を上げたいと思った

といった就学動機がありました。このように、さまざまなきっかけやモチベーションがMBA取得の目的になっています。

*【出典】株式会社工業市場研究所「国内外の経営系大学院及び修了生の実態並びに産業界の経営系大学院に対するニーズ等に関する調査」2016年度
(最終アクセス:2020年8月26日)

MBA関連のプログラム

MBAは学位であり、修了時には修士号が取得できると冒頭でご説明しましたが、そのほかに非学位で経営学を学ぶ方法もあります。

たとえば、MBA入学準備プログラムとして開講されることの多い「PreMBA」では、学位は取得できませんが一定時間の学修により履修証明が可能となります。

「MBAのプログラムを受講したいけれど現状では長期間通うのが難しい」という方は、「MBA単科」と呼ばれるプログラムで、特定の領域を深く学ぶこともできます。MBA単科では、MBAのカリキュラムの一部科目のみを受講でき、MBA本科入学時に単位として認定されます。

また、欧米では企業の社員研修として普及している「Executive Education」というプログラムでは、短期間でMBAのエッセンスなどがを学べ、修了時にはサーティフィケート(就学証明書)が授与されます。

4.MBAを取得するメリットとデメリットは?

MBAを取得するメリット

●ビジネス・経営に関する知識・スキルが身につく
先述のように、経営大学院では、ヒト(組織行動・人材マネジメントなど)、モノ(マーケティング・経営戦略・オペレーションなど)、カネ(アカウンティング・ファイナンスなど)の経営資源の3要素について体系的に学びます。経営・ビジネスで生かせる実践力を身につけるために、論理的思考や問題発見・問題解決、プレゼンテーション、ネゴシエーション、リーダーシップなどのスキルも磨いていきます。

MBAを取得するメリットとして、ビジネス・経営に関する体系的な知識が養われ、スキルアップできることが第一に挙げられます。

●学んだことを生かせば昇進や収入アップにつながる
先の調査*で「国内の経営系大学院(MBA・MOTなど)を修了した経歴をもつ社員の方全般の知識・業務遂行能力は、 同年齢・同役職の方と比較してどのように感じますか」と企業に尋ねたところ、修了生のほうが「優れている」と回答した企業は約3割、「ほぼ同等」との回答も 約3割で、企業によって評価が分かれていました。

さらに、MBA・MOT(Management of Technology、技術経営)などの学位を取得している従業員が在籍している企業に対して、「それらの学位を取得した社員全般の知識・業務遂行能力は、同年齢・同役職の方と比較してどのように感じるか」を尋ねたところ、大企業の36%が「経営系大学院を修了した経歴をもつ従業員の方が優れている」と回答し、「ほぼ同等」は32%でした。

この結果から、MBAを取得しただけでは社内で評価されるわけではないことがわかります。ただし、約3割の企業がMBAを取得した社員のほうが知識・業務遂行能力が優れていると回答しており、大学院で学んだことを実務に応用することができれば、社内の評価が上がるともいえます。

学んだことをしっかり自分の業務へと還元することができれば、昇進や収入アップにつなげることも可能です。

●転職で有利になることも
MBAを取得すると転職で有利になることもあります。同調査では、情報通信業、金融・保険業、サービス業、製造業などでMBAホルダーの割合が高いという結果が出ています。これらの業種では特にMBAホルダーが求められているといえます。

加えて、MBAホルダー(国内大学院卒)が 1 名以上在籍している割合は、大企業 17%、中小企業 2%、外資系企業 15%でした。中小企業に比べて大企業、外資系企業のほうがMBAホルダーの活躍の場が多いことがうかがえます。

●普段知り合えないような人たちとの人脈づくりができる
人脈を広げる機会を得られることもMBAを取得するメリットです。経営大学院には、企業勤めのビジネスパーソンだけでなく、社長や役員、事業家、会計士、政治家、医師など、さまざまな人々が通っています。講義やゼミナールに参加し、業界や業種、さらには国籍も多様な人々と討論を交わすことで、普段の仕事では知り合えないような人々と「仲間」として交流ができます。

卒業後に、こうした学生仲間がよいビジネスパートナーになることもあるでしょう。経営大学院では高い志をもった仲間と出会うことができ、自ら積極的に関わっていくことで貴重なビジネスのネットワークを築くことができます。

MBAを取得するデメリット

反対に、MBAを取得することにデメリットはあるのでしょうか。ここでは、国内の経営大学院にしぼってご紹介します(国内と海外の経営大学院の比較は後述します)。

自宅から国内の経営大学院に通う場合、費用は大体300~500万円ほどかかります。MBA大学に入学したいけれど、費用面で断念することもあるでしょう。
経営大学院では奨学金(免除型、給付型、返還型の3種類)や給付金制度も存在します。

BBT大学院では、独自の学費減免制度や奨学金制度のほか、日本学生支援機構の奨学金制度も採用しています。制度をうまく利用することで、費用面のハードルを下げることも可能です。

また、国内経営大学院の多くは、平日働いているビジネスパーソン向けに休日や夜間に授業を行っています。その場合は、MBA取得まで約2年間とそれなりの期間を要することになります。時間をかけて徹底的に学ぶことができるのですが、この2年という期間が長く、デメリットだと捉える人もいるでしょう。

最短の1年間で取得を目指す場合は、会社を辞職したり休職したりして、全日制(平日フルタイム)の経営大学院に通う方法もあります。

5.MBAがあると就職・転職に有利になる?昇格・昇給・起業には役立つ?

MBAは就職・転職に有利?

MBAホルダーを優遇する求人・転職情報が多数あり、国内で「MBA採用」を行っている企業も存在することから、MBAが就職や転職に有利に働くことがあるといえます。
ただし、MBAホルダーというだけで就職・転職に有利になりやすいわけではなく、経営大学院での学びをどのように業務に生かしたか、今後生かせるのかが重要です。

傾向としては、中小企業に比べて大企業、外資系企業のほうがMBAホルダーの活躍の場が多いという調査結果があります。

MBAを就職・転職に生かしたいと考えている場合は、働きたい企業や業界・業種とMBAの相性を事前に確認しておくのもよいでしょう。
もちろん、MBAホルダーの優遇をしていない企業であっても、経営大学院での学びを活用し企業に貢献してくれる人材と判断すれば、就職・転職の際に有利になるでしょう。

MBAは昇格・昇給・起業に有利?

先ほどご紹介したように、MBAを取得しただけでは昇格や昇給、起業に有利になるとは言い切れません。経営大学院での学びを実践で生かすことが、昇格や昇給につながる確実な道です。ただし、MBAを取得したことから、学習意欲やモチベーションの高さを評価してもらえるケースは多いでしょう。

起業家として活躍する人のなかには、若いときにMBAを取得している人も多くいます。MBAでの学びを起業という実践の場に落とし込むことができれば、起業にも有利になります。また、同じ志を持ったクラスメイトと知り合えたことが起業のきっかけになる場合もあり得ます。

6.MBAはどんなところで学べる?入学するには?難易度は?

MBAが学べるところ

MBAは、国公立・私立・株立の大学院で学ぶことができます。経営大学院は全国にあり、なかでも首都圏に集中しています。自宅や通勤地の近くに経営大学院がない場合は、インターネット環境があればどこでも受講できるオンラインスクールが便利です。

また、世界中に経営大学院があるため、海外に住みながらその地域にある経営大学院で学ぶこともできます。

大学院とビジネススクールの違い

「経営大学院」と「ビジネススクール」がどう違うのか、わかりにくいと感じたことはないでしょうか。その背景には、日本と英語圏の国とでビジネススクールの定義が異なっているという事情があります。

日本での「ビジネススクール」は広義的です。ビジネス・経営について体系的に学び、MBAの学位を取得できる大学院だけでなく、ビジネスに関する知識やスキルを学ぶセミナーやビジネス関連資格取得のための予備校などもビジネススクールと呼ばれます。



このように、日本での「経営大学院」が英語圏での「ビジネススクール」にあたるのですが、日本では経営大学院だけでなくビジネス関連の教育機関も「ビジネススクール」と呼ばれるため、混乱を招いているのです。

MBAを取得できる大学院がビジネススクールと呼ばれている場合もあるため、学校選びの際はよく調べておきましょう。

経営大学院への入学方法

経営大学院への入学を希望する場合、まずは出願書類の提出が必要です。
書類の内容は大学院ごとに異なりますが、基本的には願書、エッセイ、推薦書、履歴書、成績・卒業証明書、証明写真などを提出します。エッセイのテーマには大学院への志望動機のほか、たとえば、自身のキャリア、今後の事業計画やキャリアゴールについて、などがあります。

出願書類から総合的に判断し、書類審査の合否が決定し、多くの大学院では書類審査のあとに口頭試問や筆記試験を実施して最終的な合格者を選抜します。

入学の難易度

経営大学院へ入学する難易度はどのくらいなのでしょうか。

さきほどの調査*では、大学院への入学要件のうち、志望者の評価・属性で重視する点は、1位が「志望動機・学習意欲(94%)」、2位が「個人の資質に関わる要素(論理的思考能力、創造性、コミュニケーション力等)(91%)」、「論文やレポートを書く能力(87%)」という結果でした。志望動機や意欲を願書やエッセイなどの出願書類でアピールし、面接がある場合は、面接でもしっかり伝えられるよう準備しておきましょう。

海外の経営大学院への出願の際には、英語スコアや英語のエッセイの提出が必要となります。書類選考後には英語での面接もあるため、全般的な英語スキルが求められます。

7.MBAのカリキュラムは?教育手法は?どんな履修形式がある?

MBAのカリキュラム

経営大学院のカリキュラムは、ヒト(組織行動・人材マネジメントなど)、モノ(マーケティング・経営戦略・オペレーションなど)、カネ(アカウンティング・ファイナンスなど)の経営資源の3要素を学ぶ科目を中心に組まれています。

どのような人材の育成を目指しているのかは大学院ごとで違いがあり、その大学院特有のプログラムも存在します。

たとえば、BBT大学院では、「起業家精神研究」「スタートアップ期の財務論」「社会変革型リーダー特論」といった起業家精神を養うための科目や、スタートアップの実務に役立つ「プレゼンテーション技法」「ビジネスアイデア演習」「戦略的起業論」などの科目が組み込まれています。

経営大学院の教育手法

経営大学院では、さまざまな教育手法を用いてカリキュラムを展開します。
主な教育形式としては、演習(セミナー)方式、講義(レクチャー)形式、個別の教育指導・研究指導、ケーススタデイ方式があります。科目や修得させたい知識・スキルに合った教育方法を用いることで、学習の効果を上げる工夫がなされています。

また、学生の評価は、修士論文やレポート、課題の提出率や内容、試験の成績、演習の質などから総合的に判断されます。修了要件として重要となるのは修士論文の評価です。

経営大学院の履修形式

本科の場合、1年を前期・後期に分け、1期ごとに履修科目を選択します。
2年での修了を目指す場合、1年次はビジネス・経営の基礎から実践を学んでいきます。2年次からは卒業に向けて修士論文に向けた研究もスタートし、より専門的で高度な内容を学習していくことになります。

2年制の大学院であっても在籍可能な期間は2年以上あり、個々人のペースに合わせて柔軟に履修計画を立てることができます。


単科のコースでは、受講可能なMBAの科目から自分が学びたい科目を選択し、学ぶことができます。単科で修学した科目は、本科入学時に取得済みの単位として扱われます。

8.経営大学院はどのように選んだらいい?取得にかかる費用は?

経営大学院を選ぶポイントは?

多くの方が働きながらMBAの取得を目指しています。経営大学院は、「働きながら長期間(1年以上)通い続けられるか?」という視点で選ぶことが重要です。

たとえば、
・通学しやすい場所にある
・働きながらでも修学できる環境が整備されている
・学費が手頃
などがポイントになります。

また、
・カリキュラムが充実している
・大学院の知名度が高い
・卒業生が活躍している
といった観点から経営大学院を比較・検討することもできます。

費用には違いがある?

大学院によって入学金や授業料は異なりますが、合計で300~500万円ほどの学費が一般的とされています。


奨学金や学費免除制度、給付金制度などを利用して学費を軽減することもできます。検討している大学院の学費がいくらなのか、そして奨学金などの制度を利用することができるのかを確認してみましょう。

9.国内と海外のMBAの違いは?海外でMBAを取得するメリットは?

国内MBAと海外MBAの違い

経営大学院で重点的に学ぶ内容は、日本国内の大学院でも海外の大学院でも大差がないといわれています。しかし、国内では日本語の授業がメインであるのに対して、当然のことながら海外の大学院では英語が公用語となります。

また、日本では働きながら経営大学院に通うのが主流なため、週末や夜間に授業があるパートタイム形式が一般的ですが、海外では多くの大学院が全日制のフルタイム形式を採用しています。

学費にも違いがあり、国内の大学院よりも高額な場合もあります。たとえば、海外の大学院のなかでも学費が高いといわれるアメリカのハーバード・ビジネス・スクールでは、2年間の授業料は約14万ドルです。また、授業料以外には資料代や健康保険代などがかかります。在学期間は仕事を中断することになるので、滞在中の生活費も事前に準備しておく必要があります。

【出典】Harvard Business School「MBA – Annual Cost of Attendance
(最終アクセス:2020年8月26日)

ほかにも国内外の大学院では1クラスの学生数や専門科目数など、比較するとさまざまな違いがあることがわかります。海外の大学院を検討する場合は、国内の大学院を含め複数の国の大学院で比較してみると特徴が見えてきます。

海外MBAを取得するメリット

海外の大学院に通うメリットは、多様な文化的背景をもつ人たちと議論できるため、より広い視野をもちながら学習を進められることです。

また、数年間、新鮮な環境下で集中的にビジネス・経済について学べるというメリットもあります。必然的に英語力を鍛えられることも海外の大学院の利点のひとつといえるでしょう。

海外のMBAはどんなところで取得できる?

アメリカには、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学、スタンフォード大学など、世界的に優れた大学院があり、MBAを取得することができます。


イギリスでは、ロンドン・ビジネス・スクールやケンブリッジ大学、オックスフォード大学が有名な経営大学院として知られています。

その他の国では、フランスのINSEADやイタリアのルイージ・ボッコーニ商業大学、オーストラリアのメルボルン大学、シンガポール国立大学、香港科技大学などの経営大学院がグローバル高等教育評価機関の実施する世界大学ランキング上位校として知られています。

さらに、日本でもオンラインを活用して海外MBAのプログラムを受講することができます。

BBT大学院を運営する株式会社ビジネス・ブレークスルーでは、オーストラリアの名門私立であるボンド大学と提携を結び、「BOND-BBT MBAプログラム」を提供しています。本プログラムではオンライン学習とゴールドコーストにある大学でのスタディツアーを融合させ、1,000名以上の海外MBAホルダーを輩出してきました。

BBT大学院の海外提携校MBAプログラムについて

10.MBAホルダーの起業家は?

MBAを取得し、活躍している人にはどんな人がいるのでしょうか。
MBAホルダーの代表的な起業家をご紹介します(肩書きは2020年8月現在のものです)。

南場智子氏(株式会社ディー・エヌ・エー 代表取締役会長)

株式会社ディー・エヌ・エーの創業者であり、同社の代表取締役会長を務める南場智子氏。1986年にマッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパン入社し、1988年、マッキンゼー日本支社を退職後。その2年後にMBAを取得しています。

三木谷浩史氏(楽天株式会社 代表取締役会長 社長)

三木谷浩史氏は楽天株式会社の創業者であり、同社の代表取締役会長兼社長です。1988年に株式会社日本興業銀行(現株式会社みずほ銀行)入行。その後、1993年にMBAを取得しています。

海外では、ナイキの創業者として知られるフィル・ナイトや、大手総合情報サービス会社ブルームバーグを設立したマイケル・ブルームバーグなど、多くの起業家がMBAを取得しています。
経営者まで広げると、欧米の大手企業では約4割ものCEOがMBAホルダーだといわれています。

11.オンラインMBAが注目の的に。その理由は?

オンラインMBAが大注目されている

2019年から施行された「働き方改革」、そして2020年に出現した新型コロナウイルスによって、会議や授業などのこれまでオフラインで行われていたことが、次々とオンラインで実施されるようになりました。
経営大学院も例外ではなく、「オンラインMBA」というMBAの新しい取得方法が注目されています。

一般的に、オンライン授業は地理的・時間的な制約がないといったメリットが挙げられます。一方で、教員による一方向の授業になりがちだったり、一人で学習する分モチベーションが保ちづらかったりとデメリットもあります。

オンラインMBAの多くは、通学がメインでオンラインでも学べるプログラムです。教室で行う授業をライブ配信で同時に受講するため、オンラインであっても時間的な拘束はあります。完全オンラインで展開するBBT大学院の場合は、講義がオンデマンド式なので時間と場所両方の制約がなく、より自分の都合に合わせて学習を進めることができます。

BBT大学院は、2005年にオンラインで学べる専門職大学院として開学し、オンラインMBAの先駆者として約15年間分の知見と実績を重ねてきました。BBT大学院独自のメソドロジーによって、デメリットといわれる授業のコミュニケーション面やモチベーション維持などの「壁」を乗り越え、オンライン授業のメリットを最大化することで、効果的な学習を提供しています。

オンラインMBAのメリットは?

オンラインMBAの最大のメリットは、前述のように場所の制約から解放されることだといえるでしょう。
これまでMBA取得のハードルとなっていた働きながらの通学が必要なく、自宅や職場の近く、カフェやコワーキングスペースなど、都合のよい場所で受講することができます。

近くに通える大学院がない人だけでなく、多忙な人や効率的に学びたい人にとっても、いつでも、どこでも学習できることは大きな価値となります。

ディスカッションは対面でないと難しいと思われますが、テレビ通話を使ってリアルタイムでディスカッションをしたり、オンラインの掲示板を使ってテキスト形式で議論をしたりすることができます。

オンラインの掲示板を活用することで、伝えたいことをしっかりと整理してから書き込むことができ、アウトプットの質を高められます。テキストでのディスカッションにより、思考力や書く力が磨かれるというメリットもあります。

オンラインMBAのデメリットは?

オンライン学習全般にいえることですが、ネットワーク環境が整っていないと受講ができない、映像や音が乱れるといったデメリットがあります。また、基本的なパソコンスキルがないことが学習の障壁となってしまいます。

さらに、オンライン学習のデメリットとしては、モチベーションが保ちづらい点も挙げられます。オンライン学習では教員やクラスメイトとコミュニケーションがとりにくいと思う人もいるでしょう。

オンラインMBAならBBT大学院!

●完全オンラインならではの利点
BBT大学院は、独自の遠隔教育システム「AirCampus(R)」を活用し、オンライン学習の障壁を乗り越え、メリットの最大化を図る工夫をしています。

完全オンラインのため場所の制約がないのはもちろん、講義はオンデマンド式の動画なので時間の制約もなく、好きなタイミングで何度でも理論や知識のインプットができます。

講義動画の視聴だけでなく、教員や教務スタッフ、TA(ティーチング・アシスタント)とのやりとり、学生同士でのディスカッション、履修登録、レポート提出など、学習のことはすべてAirCampus(R)上で行えます。

評価は授業への参加率や発言内容・提出物の質などによって判断されます。講義をしっかり視聴しているかは、映像の途中で学生に視聴認証をしてもらうなどして確認しています。

掲示板上で行われるディスカッションについては発言数以上に発言の質を重視します。発言の質は、返信率の高さ(議論への好影響)や新しい視点があるか、議論に広がりを与えたかなどで判断されます。

MBAでは、教員から学ぶ以上に学生同士のディスカッションで学ぶといわれるほど、ディスカッションを重視しています。

対面でのディスカッションでは、その場の空気によってわかった気分になったり、声が大きい人の意見に押されたりと、深い議論の妨げとなる要因が存在します。熟考するタイプであれば、時間内に発言できず、せっかく質の高い意見をもっていても評価されないこともあります。

●深い学びにつながるテキストベースのディスカッション
BBT大学院では、ディスカッションを重要視しているからこそ、テキストベースのディスカッションを採用しています。

テキストベースであれば、他人の意見を読み、よく考えてから発言できます。多くの大学院では掲げたテーマについて授業時間内に議論を終了させますが、BBT大学院では1テーマに対して議論期間が約1週間あるため、自分のペースでじっくり思考したうえで発言し、深い議論を繰り広げられます。情報収集にも時間をかけられるのでファクトベースの意見を述べることができます。

また、オンラインでのコミュニケーション全般で求められる、簡潔に書く力もこのディスカッションを通して養われます。

ディスカッションのルールやコツについては、教務スタッフが事前のオリエンテーションやガイダンスで伝え、就学中もサポートやフォローを常時行っています。

クラスメイトとは、こうした深いディスカッションやミーティングを重ねることで密にコミュニケーションがとれます。

モチベーションの維持・向上については、教務スタッフが丁寧に進捗フォローを行い、学習サポートやアドバイスをしています。教務スタッフは、一人ひとりの学生の受講の進捗や発言頻度などを日々確認し、名前を覚えてしまうくらい常に気にかけています。通学制以上に教務スタッフが身近な存在として伴走してくれる点も、BBT大学院の魅力です。

●経営に必要なスキルが磨かれるBBT独自のケースメソッド
ケーススタディにも特徴があり、RTOCS(アールトックス)と呼ばれるBBT独自の教育メソッドを導入しています。

RTOCSは「Real Time Online Case Study」の頭文字を取った言葉で、過去の事例ではなく、今まさに起こっている事例について、「自分が経営者やトップだとしたら?」という視点で将来を予測し、具体的な戦略を考えるケーススタディです。

毎週、新しいケーススタディに取り組み、在籍中の2年間で合計100回もの思考訓練を重ね、経営者視点や変化に強い対応力と問題解決力を徹底的に鍛えます。

RTOCSは大前研一学長担当科目で実施しています。提出締切日には「大前研一LIVE」という世界の1週間のニュースを大前学長が解説する番組が講義映像として配信され、その中で大前学長がお題に対して出した「結論」を発表します。

過去事例ではないのでいわゆる「正解」はなく、大前学長の出した結論が正解というわけでもありません。大前学長がどのようなプロセスで結論を導き出したのか、情報の見方や問題を解く視点などを知り、さらに学びを深めます。

大前学長やほかのクラスメイトが出した結論を自分のものと比較し、どこに違いがあったのかを考え、振り返りの投稿をすることで1つのケーススタディが完了します。

これまで取り組んだお題では、誰もがよく知る大企業から急成長を遂げているベンチャー企業やユニコーン企業まで、さまざまな会社を取り上げています。また、企業の社長になるだけではなく、地方自治体や国をお題として取り上げ、首長や大統領になることもあります。

BBT大学院は15年以上の月日のなかでオンライン学習の知見を蓄積し、オンラインMBAのパイオニアとして試行錯誤を重ねてきました。その結果、毎年高い受講生満足度と修了率を出しています。

12.BBT大学院の修了生はこんな人がいる

BBT大学院の修了生

BBT大学院の修了生(卒業生)は1,300名を超えています。オンライン教育形式のため、日本だけでなく欧米やアジアなど世界各地に卒業生がいます。
入学当時の修了生の年齢も20代から60代以上までと幅広く、業種や職種も多岐に渡ります。また、卒業後に起業する修了生も多くいます。

修了生のリアルな体験談を読むことで、大学院に通うイメージがより具体的になります。また、性別や文系・理系、入学当時の年代、業種や職種、役職、学ぶ目的などの詳しい条件から自分と近い属性のBBT大学院卒業生を探し、入学前から在学中、卒業後についてのインタビューを読むことができる「ROLEMODELS」も、ぜひご活用ください。

掲載されているBBT大学院卒業生は341名(2020年8月現在)のなかから、将来の自分の道標となるロールモデルが見つかるかもしれません。

修了生の体験談「ROLEMODELS」はこちら

13.MBAを取得して次のステージへの突破を図りましょう!

ビジネスリーダーには経営の深い知識だけなく、難しい課題を解決して結果を出す力量や、高い人間力(EQ)、企業倫理観なども求められます。

BBT大学院では、「使えるMBA」を取得してもらうために、こうした知識やスキルを身につけ、学んだことを使いこなせる力を養成することに焦点を当てています。
自らを成長させる必要を感じている人、次のステージへの突破を図る人を応援するBBT大学院でともに学びませんか?

少しでもご興味がありましたら、どこからでも気軽に参加できるオンラインの説明会に、ぜひお申し込みください。

BBT大学院のオンライン説明会はこちら