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編集部posts 2020/10/06

【MBA・ビジネス用語】価格競争とは? 課題解決するスキルを身につけ、他社との差別化を図ろう!



執筆:mbaSwitch編集部

【MBA・ビジネス用語】価格競争とは? 課題解決するスキルを身につけ、他社との差別化を図ろう!

日本は2008年をピークに総人口が減少に転じ、2050年には国内の総人口は1億人を下回ると予想されています(国立社会保障・人口問題研究所の将来推計より)。

こうした人口減少に伴い、価格競争が激化しています。消費者がより安価で、より高品質な商品を求めるようになるなか、企業は売上減少と費用増大の両方の問題に直面しています。

今後も人口減少が続くことをふまえて、人口増加を前提とした従来の経営戦略から根本的な転換が求められます。
この記事では、価格競争の基本的な知識と、価格競争が激化するこれからの時代に必要なスキルについて解説します。

1.価格競争とは? なぜ起こるのか

価格競争とは? なぜ起こるのか

価格競争とは?

「価格競争(price competition)」とは、商品の販売価格を下げて、競合他社へ競争をしかけることです。

価格競争は、競合企業間で商品やサービスの品質や性能、ブランディングの差別化ができていないときや、市場の需要と供給のバランスが崩れたときに起こるといわれます。需要が供給を大きく上回ると、企業間の競争が激しくなり、価格競争につながることがあります。

価格競争を知るうえで重要なキーワードとなるのが、「コモディティ化」です。

コモディティ化とは?

「コモディティ化」とは、同じ業界内で品質、性能、ブランディングなどから商品の差別化ができず、優位性を価格の安さや量の多さに頼るようになった状態のことです。

昨今では新商品が発売されても、他社がすぐ同じような商品を売り出すため、あっという間にコモディティ化が進んでしまいます。
未開拓の市場では、商品の機能追加や品質向上に伴い、商品に価値を見出して購入する消費者が増えていきます。

それが、多くの企業が同じ市場に参入して機能や品質の競争が進むと、差別化が困難になっていき、消費者が機能や品質面から商品のよさを比較することができなくなります。

コモディティ化が進行していくと、消費者による商品の比較は「価格の安さ」や、お店が近くにある、オンラインショップで簡単に入手できるといった「買いやすさ」に移っていきます。

企業側にとって、コモディティ化の進行は深刻な問題です。コモディティ化によって価格競争をしなければならなくなり、商品の価格を下げることで、利益率に悪影響が生じるからです。

コモディティ化はなぜ起こるか

コモディティ化が起こる要因は複雑で、一括りにはできませんが、主な要因の一つとして「オーバーシュート」が挙げられます。
「オーバーシュート」とは、商品やサービスが消費者の求める水準を超えてしまうことです。

なぜオーバーシュートがコモディティ化につながるかというと、商品のスペックが消費者の求める水準を超えてしまうと、企業がそれ以上機能や品質を上げても、消費者の満足につながらないからです。

そして、消費者は機能や品質ではなく、「他社よりも価格が安い」というポイントから商品を選ぶようになります。それに合わせて、業界全体で商品の価格を下げるようになり、価格競争へつながるのです。

2.価格競争を避けるにはどうしたらいい?

価格競争を避けるにはどうしたらいい?

価格競争を避けるにはどんなことが必要なのでしょうか?
消費者が購入を決める際の判断基準は大きく分けて次の3つだといわれています。

1. 客観的価値(価格や品質、利便性)
2. 主観的価値(ブランドの知名度、信頼)
3. 関係性価値(顧客との関係、顧客同士の関係の深さ)

他社との差別化を図るためには、これらの価値基準を満たすことが重要です。しかし、さきほど解説したように、コモディティ化が進み価格競争が激化している市場においては、価格や品質といった「客観的価値」や、ブランディングなどの「主観的価値」はすでに差別化を図るのが難しい状況です。

また、客観的価値や主観的価値は、企業が持つ資源の多寡に左右されます。
しかし、自社と顧客もしくは顧客同士の関係を深める「関係性価値」は、資源に左右されにくいといわれています。

たとえば、自社と顧客や顧客同士がつながれるコミュニティを形成したり、「育児中で仕事も忙しい30代の親」「スキンケアに興味がある20代の男性」といった特定の顧客に特化したサービスを提供したりするには、資源の多さではなく、どれだけ情熱があり顧客を理解しているかが重要です。

こうした関係性価値は、客観的価値や主観的価値以上に、商品やサービスを購入し続ける動機にもなるといわれています。

また、価格競争を避けるには、フィリップ・コトラーが提唱した「マーケティング3.0」の視点も重要です。

「マーケティング3.0」とは、製品中心(マーケティング1.0)から顧客中心(マーケティングが2.0)へ、そして「企業の収益性と社会的責任を両立させる人間中心のマーケティングへ」(マーケティング3.0)という考え方です。

マーケティング1.0では「機能的価値」、マーケティング2.0では機能的価値に加えて「情緒的価値」が、マーケティング3.0では「社会的価値」もブランディングの大切な要素となります。

つまり、よい製品をつくるだけでも、顧客を満足させるだけでもまだ十分ではなく、商品やサービスの「社会的価値」や「企業ビジョン」を生み出すことが、競争が激化する時代の企業には求められています。

3.これからの時代に通用するスキルを身につけよう

これからの時代に通用するスキルを身につけよう

近年、グローバル化が進むにつれて、競合企業が多く存在する市場が増えています。また、大規模ビジネスの場合、企業間の競争は避けられません。自社の市場を確保したり事業の規模を維持したりするために、競合企業に価格競争をしかけるという流れはよくあります。

しかし、価格競争は自社や業界にとって、そして社会にとっても良策とはいえないことが多いです。
会社や事業を発展させていくためには、時代や人々のニーズに合わせた戦略を考えるスキルが求められます。

たとえば、社会や組織において顕在化していない「本質的な課題」を見つけ出し、課題解決策を素早く立案して実行できる能力や、物事の本質を見抜く能力、過去の常識や価値観にこだわらず新しいことにチャレンジできる力が、今後はますます重要になるでしょう。

これからのビジネスパーソンは、そうしたスキルを学ぶ必要があるといえます。

時流や人々のニーズを先読みし、最適な戦略を策定するスキルを身につける手段として、MBAが取得できる経営大学院で学ぶ方法があります。

経営大学院では、経営の3要素である「ヒト・モノ・カネ」について学びます。さらに、時代に合わせた最先端のカリキュラムを実施したり、自分のキャリアや今後のビジョンについて向き合う機会を提供したりと、大学院ごとに特色があります。

4.ビジネス・ブレークスルー大学大学院(BBT大学院)とは?

ビジネス・ブレークスルー大学大学院(BBT大学院)とは?

仕事が忙しいビジネスパーソンにとって、働きながら経営大学院で学ぶことは容易ではありません。

働きながら、うまく時間を活用して学び続けるには、「オンラインMBA」がおすすめです。オンラインMBAとは、経営大学院の授業の一部もしくはすべてをオンラインで実施するMBAプログラムのことです。

本校(ビジネス・ブレークスルー大学大学院、以下BBT大学院)は、100%オンラインで受講できるため、学びの柔軟性が高く、多忙なビジネスパーソンでも学び続けることができます。

日本国内で最も長いオンラインMBAの歴史を持つBBT大学院は、2005年の開学以来、15年という月日のなかでオンライン学習の知見を蓄積し、オンラインMBAのパイオニアとして試行錯誤を重ねてきました。

学長の大前研一は「経営者、現場、顧客からしかビジネスは学べない」という信念から、経営者や起業家、そして数多くの企業や国家の問題解決をリードしてきた経営コンサルタントを中心に教員陣を揃えています。


さらに、時代に即した最先端のカリキュラムや教育手法を提供できるよう、アップデートを繰り返しています。

MBAの醍醐味であるケーススタディは、RTOCS(アールトックス)と呼ばれる独自の教育メソッドを導入し、現在進行形の事例について取り上げます。

一般的なケーススタディでは過去事例を取り上げますが、今まさに起こっている事例について、「自分が経営者やトップだとしたら?」という視点で将来を予測し、具体的な戦略を考えることで、価格競争が激化する時代に求められる問題発見・解決能力を身につけることができます。

「自分が経営者だったらどうするか」という視点や、教員やクラスメイトから多様な意見を学ぶことを大切にし、実際のビジネス現場で起こり得るテーマを具体的に取り上げ、厳しいビジネス環境の中でも活躍できる力や資質を養います。

5.厳しいビジネス環境を生き抜ける人材・組織になるためにBBT大学院で学びましょう!

厳しいビジネス環境を生き抜ける人材・組織になるためにBBT大学院で学びましょう!

価格競争は、競合企業内で性能、品質などから商品の差別化が図れなくなったことから生じますが、その背景には、グローバル化による競合の乱立やビジネスの大規模化などがあります。

激化するビジネス環境を生き抜くには、商品やサービスの社会的価値を新しく生み出せるようになることが重要です。
これからの時代を生き抜ける人材・組織になるために、経営大学院で学びませんか?

BBT大学院なら100%オンラインで受講できるため、学びの柔軟性が高く、多忙なビジネスパーソンでも学び続けることができます。

具体的に100%オンラインのMBAプログラムでどのように学ぶのか、なかなかイメージしづらい方もいるかと思います。そこで、BBT大学院では、一人ひとりがその場で疑問や不安点を十分に解消できるよう、少人数制による説明会を定期的に開催しています。

「オンライン説明会」は、どこでもご参加可能で、必要なものはインターネット環境とPC・スマホのみです。ぜひ、お気軽にご参加ください。

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