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編集部posts 2020/10/26

【MBA・ビジネス用語】バリューチェーン(価値連鎖)とは? 基本知識や分析方法を解説!

【MBA・ビジネス用語】バリューチェーン(価値連鎖)とは? 基本知識や分析方法を解説!


執筆:mbaSwitch編集部

「バリューチェーン」は、1985年にマイケル・ポーターが著書『競争優位の戦略』で提唱したフレームワークですが、近年よく取り上げられるようになったのは、有名な企業でバリューチェーン分析の手法が使われ、成果が出ているからです。

たとえば、スターバックスやユニクロなどがバリューチェーン分析を活用して成功しています。ほかにも、誰もが知っているような大企業でバリューチェーンの考え方が使われています。

この記事では、バリューチェーンの基本的な知識や、バリューチェーン分析の方法などについて解説します。


https://www2.ohmae.ac.jp/Dynamic_LP.html

1.バリューチェーンとは?

バリューチェーンとは?
「バリューチェーン(Value Chain)」とは、原料の調達活動、商品の製造、マーケティング、販売、アフターサービスを連鎖として捉える考え方のことです。日本では「価値連鎖」と呼ばれることもあります。

バリューチェーンのフレームワークを使うと、事業活動の現状分析を適切に行えます。競合他社と比較して強み弱みを分析したいときなど、さまざまなビジネスシーンで活用されています。

2.バリューチェーンのビジネスチェーン、サプライチェーンとの違い

バリューチェーンのビジネスチェーン、サプライチェーンとの違い
バリューチェーンに似た用語に「ビジネスチェーン」「サプライチェーン」があります。似たような考え方で混乱しやすいので、それぞれの特徴や目的を解説します。

ビジネスチェーンとは?

「ビジネスチェーン」は「業界連鎖」とも呼ばれ、業界全体の事業のプロセスのことを指します。目的は、業界での位置づけや外部環境の分析、新規事業の検討・創出です。

サプライチェーンとは?

「サプライチェーン」は、製品の原材料の調達から製造、配送、販売、アフターケアまで、つまり製造から販売までの流れ全体のことを指します。日本では「供給連鎖」と呼ばれることもあります。

ビジネスチェーンとサプライチェーンの両方に共通していることは、一企業のプロセスではなく、業界全体の企業間のプロセスを表している点です。

3.バリューチェーン分析とは?

バリューチェーン分析とは?
昨今はグローバル化が進み、世界中で似たような商品やサービスが溢れています。また、ほとんどの人がスマートフォンを持っている現代では、ユーザーは値段や付加価値をよく調べて適切な商品を選びます。つまり、企業側は「自社の強み」を見出して、その強みを活かすことが非常に重要になります。

その強みを見い出すための手法のひとつに、「バリューチェーン分析」があります。
バリューチェーン分析とは何か、また、バリューチェーンの活用方法を解説します。

バリューチェーン分析とは?

「バリューチェーン分析」は、1つの事業を細分化して、事業の優位性を分析するワークフレームです。原材料を調達して商品が届くまでを連鎖として考えたものです。

バリューチェーン分析のステップ

バリューチェーン分析は、主に4つのステップで構成されています。各ステップの詳細を説明します。

1. バリューチェーンの把握

初めのステップでは、自社でどのような活動をしているのかを把握する必要があります。
それぞれの業界によって、活動内容が異なってきます。

飲食業を例に挙げると、「商品の調達→店舗の運営→集客→アフターケア」の順番になります。

通信業の場合は、「インフラ構築→営業活動→契約→アフターサービス」です。
このように、業界によって定義の仕方は異なるので、まずは自分の会社がどのようなプロセスで動いているのか考える必要があります。


バリューチェーンの把握は後の工程の土台になるので、できるだけ細かくセグメントしてみましょう。

2. 活動ごとのコストの把握

次のステップでは、コストの把握を行います。コストの把握をすることで収益などが正確に見え、課題などが明確になります。

Excelなどの計算ソフトを利用して、どの部分にコストがかかっているのかを可視化し、課題を洗い出しましょう。
この過程で、コスト削減策を考え出すことができます。

3. 強みと弱みの分析

次に行うのが、強みと弱みの分析です。
自社と競合の強みと弱みを表などにまとめて、多くの人に意見を出してもらうことが重要です。

それぞれの活動で、競合と比べて勝るところ、劣るとことを明確にさせます。

4. VRIO分析

最後のステップが、VRIO分析です。
これは経営資源の競争優位性の分析で、バリューチェーン分析の活用法のひとつです。
「VRIO」は「Value(価値)・Rarity(希少性)・Imtiabillity(模倣可能性)・Organization(組織)」の4つの頭文字をとったものです。

これらの要素を使い、自社の強みを分析していきましょう。

https://www2.ohmae.ac.jp/Dynamic_LP.html

4.バリューチェーン分析の具体例

バリューチェーン分析の具体例
実際に、バリューチェーンのフレームワークは世界大手の企業、たとえば、スターバックス、ユニクロ、Appleなどで使われています。

スターバックスでは、「豆の選定→ロースト→配送→メニュー開発→セールス→サービス」というバリューチェーンを持っています。

このバリューチェーンの中でスターバックスの特徴といえるのは、「豆の選定」と「マーケティング」です。

スターバックスは、コーヒー1杯の値段が他社に比べて少し高めに設定されています。しかしその分、「高品質」のコーヒー豆を提供することができています。
「マーケティング」においては、綺麗な店内と質の高い接客、スターバックスのロゴマークがひとつのステータスになっています。

ユニクロのバリューチェーンは、「商品開発→生産→直営店への輸送→陳列→レジ精算」です。

ユニクロの「商品開発」は流行に留まらずに、顧客の潜在的なニーズを掘り下げて開発を行なっています。また、素材開発と商品企画の2つの分野で行うことで「ヒートテック」などのヒット商品を生み出しています。

「製造」に関しては、商品生産を行う工場は、全て委託にも関わらず、70社程度に絞り込み、品質、生産量、コストなどユニクロの基準を満たすことのできる工場と長年のパートナーシップを築いています。また、週に3、4日は製造現場で製造品質などの確認を徹底し、品質の安定を保っています。

iPhoneなどを生産・販売するAppleのバリューチェーンは、「製品開発→製造→キャリアとの契約→販売会社から販売→アプリをストアで公開→アフターサービス」です。

「製品開発」に着目してみましょう。Appleはどの商品も魅力的なデザインをしていますが、その理由の1つがデザインチームの独立性です。デザインチームは財務部、製造部などに報告する必要がなく、自ら予算を決めることができ、実現性を無視してデザイン開発を行えます。これはAppleならではの強みではないでしょうか。

また、「製造」に関しては、生産段階で必要なプリント基板の生産や製品システムの組み立てをアウトソーシングして、自社工場と在庫の削減を図っています。また、製品開発・設計の段階で、約15の個別製品を3つの製品ファミリーに集約して簡素化しています。

5.100%オンラインで学べるビジネス・ブレークスルー大学大学院(BBT大学院)とは?

100%オンラインで学べるビジネス・ブレークスルー大学大学院(BBT大学院)とは?
自社や競合の強みや弱みなどを分析して、実際のビジネスに生かすためには、知識だけでなく訓練も大切で、社会人になってからも学び続ける必要があります。

しかし、「仕事に関する学びを深めたいけど、何から始めればいいのかわからない」「自己流で学び始めたが、難しくて思うように進まない」などの悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。

ビジネスで必要なスキルを高める手段のひとつとして、経営大学院に通学して経営やビジネスについて学ぶ方法があります。

経営大学院で学ぶ場合、海外に留学するか、国内の大学院に通学するかの2つの選択肢に加えて、最近では「オンラインMBA」という3つ目の選択肢もあります。しかし、実際仕事を続けながら学習を続けることは大変なことです。

仕事を続けながら学習を続けるには、自分の時間で学習でき、学習の場所を選ばなくてよいことが重要です。

それらの条件を満たしている経営大学院のひとつに、ビジネス・ブレークスルー大学大学院(BBT大学院)があります。

BBT大学院の特徴を3つ紹介します。

いつでもどこでも学習できる

1つ目の特徴は、どこにいても時間を選ばずに学習が続けられる環境が整っていることです。仕事を続けながら学習をする場合、突然の出張や残業などもあり、毎週平日の夜に決まった時間を確保することが難しい人も多いのではないでしょうか。そんなときに、100%オンラインで学べるBBT大学院はおすすめです。

講義映像がオンデマンド式で配信されるため、通勤電車の中などの隙間時間を使って学習を続けることができ、仕事、趣味や家庭などと両立することも可能です。

ビジネス現場で使えるスキルが学べる

2つ目の特徴は、実際のビジネス現場で活用できる実践的な授業です。知識の習得が中心の経営大学院もありますが、BBT大学院では実践で使える授業がメインです。

たとえば、独自の教育メソッドである「RTOCS(アールトックス)」というプログラムがあります。RTOCSは、現在進行形で起こっているビジネステーマについて、「もし自分が〇〇のリーダーだったら」などと仮定して、今後の方策や解決策を1週間で考えて発表するケーススタディです。リサーチにも時間をかけて自分なりの結論を導き出すことで、ファクトベースで議論する力が身につきます。

充実したサポートでオンラインでも学習が継続できる

3つ目の特徴は、学習が続きやすいサポートが充実していることです。BBT大学院では、85パーセント以上という高い修了率を誇っています。

国内初・最大規模のオンライン大学院である当校では、オフラインイベントを定期的に開催したり、教員やTA(ティーチング・アシスタント)が学生ひとりひとりのサポートを親身に行うなど、学習サポートに注力しています。

6.スキルを身につけて新しい世界に

スキルを身につけて新しい世界に
時代に求められるビジネススキルを新しく身につけ、実践できる力を養うことで、環境の変化が激しい現代でも活躍できるビジネスパーソンになれます。
自分を成長させたい人は是非BBT大学院で学んでみませんか?

BBT大学院では、毎週オンライン説明会を開催しています。MBAをオンラインで学ぶイメージが湧かない人のために、説明会は少数制にして、一人ひとりの疑問や不安を十分に解消できるようにしています。

個別相談も随時行なっているので、気軽にご相談ください。