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編集部posts 2020/10/30

【MBA・ビジネス用語】コストリーダーシップ戦略とは? 実行のポイントを解説

【MBA・ビジネス用語】コストリーダーシップ戦略とは? 実行のポイントを解説


執筆:mbaSwitch編集部

コストは、ビジネスで競争優位性を持つための重要な要素のひとつです。ただ、安売りして利益率を犠牲にしたり、高価格であるせいで競合にシェアを奪われたりすることは避けたいですよね。

戦略的に低コストを実現するための考え方、コストリーダーシップ戦略について、本記事で解説していきます。


https://www2.ohmae.ac.jp/Dynamic_LP.html

1.コストリーダーシップ戦略とは?

コストリーダーシップ戦略とは?
コストリーダーシップ戦略とは、一言で言えば「安価であることで、競争優位性を持つ」戦略です。ただ、ここでいう安価とは安売りしている訳ではなく、「低コスト」つまり低い原価・費用を実現できていることを指します。

コストリーダーシップ戦略で優位性を獲得している企業やブランドとしては、マクドナルドやユニクロ、イケア、トヨタ自動車などが挙げられます。

低コストを実現するための方法

では、低コストを実現するためにはどのような方法が考えられるでしょうか。

規模の経済
1つは、規模の経済をプラスに作用させることです。工場や設備への投資や、人間の作業を専門化・効率化しながら生産規模を拡大することで、1製品あたりの生産コストを低くできます。

また、生産規模が拡大することにより、会計・財務などの間接コストが相対的に安くなることも、規模の経済の効果の1つです。固定費が分散され、変動費が減少することで、安価な商品提供が可能になるというわけです。

学習曲線
また、経済学的には「たくさん生産する経験を積むと、製品1単位当たりの製造コストが低下する」という事実も観察されています。学習曲線、経済曲線という概念でモデル化されています。

研究への投資
設備や人件費を効率化することが低コスト実現に効果的であることはもちろんですが、技術を磨くことも必要です。研究を重ね、技術的により安価な生産を可能にすることも、怠れない企業努力でしょう。

コストリーダーシップ戦略は、あくまで単なるコストカットやコストダウンではない考え方であることがポイントです。

提唱者はどんな人?

コストリーダーシップ戦略は、マイケル・ポーター博士が提唱した3つの基本戦略の1つです。マイケル・ポーター博士は経済学者でハーバード大学経営大学院教授でもあり、企業の競争戦略につて長年研究し、今では良く知られる数々の理論を打ち出してきました。

1980年出版の代表作『競争の戦略』は経営戦略論の古典として、現在でも多くの経営者に読まれています。

また、マイケル・ポーター博士が提唱した残り2つの基礎戦略、「差別化戦略」「集中戦略」についても簡単にご紹介します。

差別化戦略
コストリーダーシップ戦略とは反対に、「価格に関係なく、価値があるものを提供できれば競争優位を持てる」という考え方です。ルイ・ヴィトンやシャネルといったハイファッションブランドや、コーヒーチェーン店のスターバックスなどを想起するとわかりやすいでしょう。

集中戦略
「小さい市場(ニッチ)をターゲットにして、自社の経営資源を集中投下することで競争優位を構築しようとする戦略」です。集中戦略で成長した企業としては、チキン一本に絞ったケンタッキーフライドチキンや軽自動車を集中して生産する自動車メーカーのスズキなどが挙げられます。

2.コストリーダーシップ戦略のメリットとリスク

コストリーダーシップ戦略のメリットとリスク

コストリーダーシップ戦略のメリット

コストリーダーシップ戦略の第一のメリットは、「安い」ことはあらゆる顧客にとってメリットであるため、顧客層を広げやすい、シェアを高めやすい点が挙げられます。

また、低コストにより高い利益率を実現できれば、ほかの事業にチャレンジしやすくなるなど、経営に自由度が増すというメリットもあります。

コストリーダーシップ戦略のリスク

コストリーダーシップ戦略の最大の懸念点は、熾烈な価格競争に発展してしまう可能性があることです。低コストを実現し、低価格での提供を実現した結果、競合他社がさらに値下げをし、こちらも値下げをせざるを得なくなるという状況に陥ってしまうと、なかなか利益も確保できません。

また、低コストを突き詰めた結果、品質が下がってしまうリスクも考えられます。

3.コストリーダーシップ戦略を実行するためには? ポイントは?

3.コストリーダーシップ戦略を実行するためには? ポイントは?
コストリーダーシップ戦略を実行するためには、厳格なプロセス管理がポイントです。
組織構造としては、少ない階層で単純な報告が済むようにしておくこと、本社機能と各事業の機能がしっかり分離されていることなどが必要でしょう。もちろん、低コストを目指す考え方が社員に浸透していることは、大前提です。

また、1製品当たりのコストをしっかり把握するために、厳格なコスト管理システムが必要です。システムを用いて、原価や人件費などを、各プロセスごとに詳細にモニタリングする仕組みがなくては、低コストを維持することは難しいでしょう。


https://www2.ohmae.ac.jp/Dynamic_LP.html

4.経営学の基礎理論をきちんと身につけたリーダーになりましょう!

4.経営学の基礎理論をきちんと身につけたリーダーになりましょう!
コストリーダーシップ戦略・差別化戦略・集中戦略は、企業戦略を考える上での最も基本的な戦略です。こうした基本的な概念や理論は、経営者だけでなく、事業開発を担うビジネスリーダーにも必要ですが、なかなか業務上で身につくものではありません。

そこで、企業の競争戦略をはじめとした経営やビジネススキルを身につけるために、MBAを取得できる大学院(経営大学院)で学ぶ方法があります。

経営大学院では、経営の3要素である「ヒト・モノ・カネ」について学びます。さらに、時代に合わせた最先端のカリキュラムを実施したり、自分のキャリアや今後のビジョンについて向き合う機会を提供したりと、大学院ごとに特色があります。

しかし、仕事だけでも忙しいビジネスパーソンにとって、働きながら経営大学院で学ぶことは容易ではありません。

働きながらでも、うまく時間を活用して学び続けるには、「オンラインMBA」(経営大学院の授業の一部もしくはすべてをオンラインで実施するMBAプログラム)がおすすめです。

5.国内最大級のMBAオンライン「ビジネス・ブレークスルー大学大学院(BBT大学院)」とは?

5.国内最大級のMBAオンライン「ビジネス・ブレークスルー大学大学院(BBT大学院)」とは?
本校(ビジネス・ブレークスルー大学大学院、以下BBT大学院)は、日本国内で最も長いオンラインMBAの歴史を持っています。2005年の開学以来、15年という月日のなかでオンライン学習の知見を蓄積し、オンラインMBAのパイオニアとして試行錯誤を重ねてきました。

100%オンラインで受講できるため、学びの柔軟性が高く、多忙なビジネスパーソンでも学び続けることができます。

BBT大学院の学長である大前研一は「経営者、現場、顧客からしかビジネスは学べない」という信念から、経営者や起業家、そして数多くの企業や国家の問題解決をリードしてきた経営コンサルタントを中心に教員陣を揃えています。


現在もマネジメントに携わっているリーダー経験豊富な実務家教員から、実践経験に基づいたビジネス・経営のスキルや知識が学べます。

さらに、時代に即した最先端のカリキュラムや教育手法を提供できるよう、アップデートを繰り返しています。

たとえば、MBAの醍醐味であるケーススタディは、RTOCS(アールトックス)と呼ばれる独自の教育メソッドを導入し、現在進行形の事例について取り上げます。

一般的なケーススタディでは過去事例を取り上げますが、今まさに起こっている事例について、「自分が経営者やトップだとしたら?」という視点で将来を予測し、具体的な戦略を考えることで、問題発見・解決能力を身につけられます。

また、教務スタッフによる学生サポートが手厚く、学習の進捗フォローを行い、学習サポートやアドバイスをしている点もBBT大学院の魅力です。

教務スタッフは、一人ひとりの学生の受講の進捗や発言頻度などを日々確認し、名前を覚えてしまうくらい常に気にかけ、身近な存在として伴走してくれます。

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