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編集部posts 2020/10/30

【MBA・ビジネス用語】リスクマネジメントとは? これからの時代に対応できるスキルを身に付けよう!

【MBA・ビジネス用語】リスクマネジメントとは? これからの時代に対応できるスキルを身に付けよう!


執筆:mbaSwitch編集部

近年、グローバル化や業務のアウトソーシング化・複雑化などが進んだことで、以前よりも企業の存続をも揺るがすようなリスクが増え、「リスクマネジメント」の重要性が高まっています。

本記事では、リスクマネジメントの本質を捉え、企業の価値を維持・増大するための考え方をご紹介します。


https://www2.ohmae.ac.jp/Dynamic_LP.html

1.リスクマネジメントとは?

リスクマネジメントとは?
ビジネスにおける「リスクマネジメント」とは、企業の価値を維持・増大するために、リスクを組織的にマネジメントし、損失の低減や回避を図ることです。

「リスク(risk)」には、「危険(が起こる可能)性」という意味がありますが、リスクマネジメントにおいては、「組織に影響を与える不確実性」と捉えるのが一般的です。

リスクには、大きく2種類あります。

マイナスだけのリスク
損失などのマイナスだけを受け、利益などのプラスが得られないリスクです。自然災害や人為的ミスなどから生じる、財産や利益の損失、損害賠償のリスクなどが該当します。

マイナスとプラスのリスク
損失を受けることと利益を得ること、つまりマイナスとプラスの両方の要因となり得るリスクです。たとえば、政治や経済情勢の変動から経営環境が変化した際に発生するリスクなどがあります。

リスクマネジメントにおけるリスクとは、大半が「マイナスだけのリスク」を指します。
「マイナスだけのリスク」の場合、メリットがないように感じますが、リスクの現実化はマイナスの影響だけではなく、潜在的な問題に気づける、次回に生かせる経験や知見になるなど、プラスの影響もあります。

リスクを管理しつつ、リスクが現実化したときは、できるだけプラスの影響を得られるようにするのが、リスクマネジメントの本質です。

リスクマネジメントへの理解をより深めるために、似ている、もしくは関連するキーワードについて、リスクマネジメントとの違いを解説します。

リスクヘッジとの違い

「リスクヘッジ」とは、起こり得るリスクのレベルを予測し、事前にリスクへの対応体制を整えることです。「ヘッジ」と呼ばれることもあります。

リスクヘッジはリスクを低減する方法論であり、「全体を管理するリスクマネジメントの一部分」という位置づけです。

危機管理との違い

「危機管理」とは、実際に生じたトラブルに対して、事態が悪化しないように状況を管理することを指します。

リスクマネジメントとは異なり、マイナスの状況から平時の状況へと戻す際の取り組みです。

リスクアセスメントとの違い

「リスクアセスメント」とは、潜在的な有害性や危険性を発見し、それらを減らしたり取り除いたりするため手法を指します。

リスクマネジメントは実際の行動も含みますが、リスクアセスメントはリスクの分析と評価までを行い、実際の行動は含まないという点が大きな違いです。

2.リスクマネジメントはなぜ必要?

リスクマネジメントはなぜ必要?

リスクマネジメントはどうして必要なのでしょうか?
昨今は「規制緩和の進展」「リスクの多様化」「説明責任の増大」「経営管理の在り方の変化」の4つのリスク拡大要因が顕著なため、リスクマネジメントの重要性が増しているといわれます。それぞれの要因について解説します。

規制緩和の進展

電力自由化といった規制緩和や雇用形態の多様化が進むと、積極的にリスクをとりつつ、収益の拡大を試みるようになります。企業や組織の責任範囲が広がる分、リスクも増加します。

リスクの多様化

IT技術革新や経済のグローバル化、インフラの発展などにより、スピーディーな事業展開が求められるようになった分、リスクに直面する機会も増しています。また、資源不足や地球温暖化などから環境面の配慮も厳しく規制されるようになり、企業のリスクが増加しています。

説明責任の増大

特に株式上場においては、企業の説明責任が増加傾向にあり、適切なリスクマネジメントを行なっているか、ステークホルダーに説明する機会が増えています。

たとえば、粉飾決算や売上や利益の水増しなどの不正会計は企業だけでなく市場全体に悪い影響を及ぼし、社会的信頼の失墜につながる大きなリスクだといえます。

経営管理の在り方の変化

雇用の流動化が一般的になってきた昨今では、これまでの経営管理や労務管理では対応できなくなり、社外取締役制度の導入する企業も増えています。こうした経営管理の変化によって、これまで想定していなかったようなリスクが生じています。

3.リスクマネジメントのプロセスとフレームワーク

リスクマネジメントのプロセスとフレームワーク

リスクマネジメントのプロセス

リスクマネジメントは、具体的にどのように実施すればよいのでしょうか? 一般的に、リスクマネジメントでは「特定→分析→評価→対応」というプロセスを踏みます。それぞれのプロセスについて見ていきましょう。

①特定
まずは、ブレーンストーミングなどのフレームワークを活用し、想定されるリスクをできる限りたくさん挙げます。そして、想定リスクをシートなどにリストアップします。

こうした特定の作業は、リスク管理部門だけでなく、さまざまな部門の関係者で行うことで、リスクを網羅的に洗い出し、リスクを特定していきます。

②分析
洗い出したリスクについて一つひとつ分析します。リスクが顕在化した場合の「影響の大きさ」と「発生確率」を予測し、各リスクの重大性を比較しましょう。

③評価
各リスクの分析結果を一覧にします。「影響の大きさ」をx軸、「発生確率」をy軸にとり、各リスクをマップ上にプロットし可視化することで、誰が見ても重大なリスクを把握できます。この2軸以外の条件も踏まえながら、優先度の高さを評価します。

④対応
優先度が高いと評価したリスクについて、具体的な対応策を出していきます。代表的な対応策には、「低減」「移転」「許容」「回避」の4つがあります。

リスクマネジメントの手法・フレームワーク

リスクマネジメントを行う際に活用できる代表的な手法やフレームワークをご紹介します。

エンタープライズリスクマネジメント(ERM)
企業運営で起こり得るさまざまなリスクに対して組織全体で管理しようとする、危機管理の手法のひとつです。「全社的リスクマネジメント」「統合リスクマネジメント」とも呼ばれます。

従来のリスクマネジメント手法と違い、全社でリスクの把握や評価・管理を行うところが特徴です。

リスクマネジメントフレームワーク(RMF)
セキュリティ関連のリスクマネジメントのフレームワークです。RMFはアメリカで開発され、ITシステムの安全確保や認可・管理を行うために、全連邦政府機関が従うべきプロセスです。

「情報システムの分類→セキュリティ管理策の選択→セキュリティ管理策の実施→セキュリティ管理策のアセスメント→情報システムの運用認可→セキュリティ管理策の監視」という6つステップで成り立っています。

2018年12月に米国技術標準研究所(NIST)から、RMFを定めた文書「SP800-37 Revision 2」が改訂版として公開されています。


(出典:『SP800-37 Revision 2』(英文))


https://www2.ohmae.ac.jp/Dynamic_LP.html
リスクアペタイトフレームワーク(RAF)
リーマンショック後に、銀行におけるリスク管理の新しいフレームワークとして世界的に注目されるようになりました。従来の銀行とは異なり、リスクと収益を一体化して事業を運営する考え方が特徴です。

これからの時代に求められるリスクマネジメントは?

2010年代ごろから、変化が激しく不確実な社会や経済の情勢を表す「VUCA」という用語をよく耳にするようになりました。

2020年のコロナウイルス感染拡大によって、ウィズコロナ、そして今後はポストコロナと時代の状況が大きく変わっていく中、今まで通りのリスクマネジメントでは対応できません。

これからの時代にどんなリスクマネジメントが必要か、また、それを学ぶための選択肢として、MBAが取得できる経営大学院で学ぶ方法があります。

しかし、忙しいビジネスパーソンにとって、仕事と並行して経営大学院に通うのは大変なことです。
そこで、経営大学院に通ってマーケティングの知識やスキルを向上させたいビジネスパーソンには、ビジネス・ブレークスルー大学大学院(以下、BBT大学院)をおすすめします。

4.100%オンラインでMBAが取得できるビジネス・ブレークスルー大学大学院(BBT大学院)とは?

100%オンラインでMBAが取得できるビジネス・ブレークスルー大学大学院(BBT大学院)とは?

BBT大学院は、国内初のオンラインMBA課程を持つ経営専門職大学院として15年前の2005年に開学し、これまで1,300名を超える卒業生を輩出してきました。

100%オンラインで一切通学せずに学ぶことができるため、多忙なビジネスパーソンであっても、時間を有効活用しながら自分のペースで学習を進められます。

学長は、経営コンサルティング会社のマッキンゼー・アンド・カンパニーの日本支社長やアジア太平洋地区会長を歴任した大前研一です。

BBT大学院は、学術研究を中心に据えてきた伝統的な大学とは異なり、日々刻々と変化する経営環境において世界中のビジネスパーソンが活躍するための普遍的・最先端の知見をビジネスの実務家から学べる学校を作りたいという想いから生まれました。

そのため、教員の大半は経営者・起業家・経営コンサルタントなどビジネスの現場において顕著な実績を残した一流のビジネスパーソンであることを重視しています。

▶BBT大学院教員紹介

カリキュラムも、経営学の基礎を学ぶ一般的なMBAで提供される科目だけでなく、実際のビジネス現場で活躍できる実践力が身につく内容であることに重きを置いています。

たとえば、「Real Time Online Case Study(RTOCS:アールトックス)」と呼ばれるBBT大学院独自のケーススタディでは、「もしあなたが〇〇社の社長であれば、今のビジネス環境のなかでどういった戦略・解決策を立案して実行するか?」という現在進行形かつ実在の企業のケースを用います。

過去のビジネスケース資料を学生が読み込んだうえで議論をする一般的なケーススタディとは異なり、ヒントや前例が全くないなかで、市場や競合のリサーチと自社の分析、本質的な問題点の発見、そして問題点に対する有効な戦略と解決策の策定を行わなければなりません。

1週間ごとに新しい企業のお題が出されるため、限られた時間内でリサーチ・分析・戦略策定の全てをこなすスピード感と高度なタイムマネジメントスキルも必要になります。

5.リスクマネジメントに強い人材・組織になるために

リスクマネジメントに強い人材・組織になるために

リスクマネジメントは経営を支える重要なプロセスです。激動するビジネス環境で時代に合ったリスクマネジメントの知識やスキルを身につけるために、経営大学院で学ぶ方法があります。

働きながらMBAを取得できる経営大学院として、100%オンラインのMBAプログラムを提供するBBT大学院をご紹介しました。

100%オンラインのプログラムで、具体的にどのように学ぶのか、なかなかイメージできない方も少なくありません。そこで、一人ひとりがその場で疑問や不安点を十分に解消できるよう、少人数制による説明会を定期的に開催しています。


「オンライン説明会」なら、どこでもご参加可能です。参加に必要なものはインターネット環境とPC・スマホのみなので、お気軽にご参加いただけます。

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