2020年11月16日

オンラインMBAに価値はある? 具体的なメリットとキャリア調査

「オンラインMBAにはどんな価値があるの?」「オンラインMBAを取得する具体的なメリットを知りたい」とお考えの方も多いのではないでしょうか。そのような方向けに、本記事では、オンラインMBAで得られる価値・メリットを詳しく解説します。

最後に「オンラインMBAであるビジネス・ブレークスルー大学大学院 経営学研究科 経営管理専攻(以下、BBT大学院)修了生のキャリア調査」についても紹介しますので、ぜひオンラインMBA大学院選びの参考にしてください。

1.オンラインMBAで得られる価値

オンラインMBAには「働きながらの修学」「転職やキャリアアップに有利」「多様な人たちとの交流」という3つの価値があります。それぞれ解説します。

働きながら修学できる

オンラインMBAプログラムはオンラインで受講できるので「仕事と学習を両立しやすい」という魅力があります。

通学が必要なMBA大学院の場合、「出張時に通うことができない」「転勤によって学習を継続できない」といった懸念がありますが、オンラインMBAは時間と場所の制約を受けないので、働きながら学ぶことが可能です。

このように環境が変化しても退職する必要がないため、オンラインMBAで得た知識は「仕事にフィードバックしやすい」という価値があるでしょう。

転職やキャリアアップに有利になる

オンラインMBAは企業を構成する「ヒト、モノ、カネ」について深く学べるので、社会で必要とされる人材に成長できる可能性があります。社内で幹部職・幹部候補としてキャリアアップしたり、外資系企業などへのハイクラス転職が実現することも考えられます。

特にMBAホルダーが多い業界や、CEOやCOOがMBAを保有している会社では、採用時に「MBA」を評価する傾向があるので、オンラインMBAの卒業は自己PRにつながります。

多様な職種の人たちと交流できる

オンラインMBAは多様なバックグラウンドの生徒たちと交流できます。

同じ企業に在籍する期間が長ければ長いほど、異業種・異業界の人々と接する機会は少なくなるのが普通です。その点、オンラインMBAは多様な職種・経歴の生徒がいるので、新たな人脈を築ける可能性があります。

なお、BBT大学院では、同期学生との懇親会がオンラインで自然に開催されるケースがあり、交流を深めることができます。

2.オンラインMBAで得られるメリット

オンラインMBAの入学には「コストパフォーマンスの良さ」と「オンライン特有のコミュニケーション力の形成」という2つのメリットがあります。

コストパフォーマンスが高い

オンラインMBAは対面型よりも費用対効果に優れる場合があります。一般的に私立のMBA大学院(対面型)は2年間の学費が400万〜500万円ほどかかりますが、オンラインMBAは300万円程度です。

国公立大学のMBA(対面型)よりは学費が高い傾向にあるものの、私立大学(対面型)と比較すれば低い水準といえます。

オンライン特有のコミュニケーション能力が身につく

新型コロナウイルス感染症の影響で在宅ワークが注目されましたが、対面と在宅ワークではコミュニケーションの方法が異なります。

対面のコミュニケーションは会話がメインですが、在宅ワークはオンライン上のコミュニケーションです。オンラインでもZoomなどのツールを利用して会話を行うことはありますが、基本的にテキストベースのコミュニケーションといえます。

BBT大学院ではテキストによるディスカッションを導入しているので、オンライン時代に対応したコミュニケーション力を築きやすくなります。

3.オンラインMBAであるBBT大学院の修了生のキャリア調査を実施

あらゆる年齢層に対して生涯に渡るリカレント教育を提供する株式会社ビジネス・ブレークスルー(所在地:東京都千代田区、代表取締役:柴田巌、以下BBT)が運営するBBT大学院のMBAプログラム全修了生に対するキャリア調査結果を紹介します。

BBT大学院とは

BBT大学院は日本で初めて「オンライン学習」を取り入れた経営大学院です。2005年4月からオンラインMBAプログラムがスタートし、2020年に開学15周年を迎えました。

「知的創造を礎に、国際的視野と開拓者精神を持ち、先駆者的指導者たらん人格を涵養し、世界社会に貢献する」という建学の精神のもと、開学以来1,400名近い修了生を送り出しています。

多くの修了生を輩出した背景には、BBT独自のオンライン学習プラットフォームであるAir Campusの存在があります。多忙なビジネスパーソンが時間と場所の制約にとらわれずに学べる環境を提供したことが一因です。

また、以下2つのアウトプットを重視したカリキュラムによって、起業や新規事業を創出できるイノベーション人材を育成してきました。

1.過去の事例ではなく、現在進行形の企業課題に取り組む独自のケーススタディRTOCS(Real Time Online Case Study)
2.一流の実務家教員による個別指導の下、1年かけて新規事業の計画作成に取り組む卒業研究


このようにBBT大学院は時間的・地理的条件に制約を受けない学習環境により、ダイバーシティに優れた学びを実現しています。

世界的な経営コンサルタント大前研一をはじめ、高い実績を持つ実務家講師陣の知見をカリキュラムに反映しているので、利便性に加え、高い実践性を兼ね備えた「ビジネスパーソン・ファースト」な学習を提供しているのです。

BBTとは

BBTとは、グローバル環境で活躍できる人材の育成を目的として、1998年に世界的経営コンサルタント大前研一により設立された教育会社です。

設立当初から革新的な遠隔教育システムによる「双方向性を確保した質の高い教育の提供」を目指し、多様な配信メディアを通じてマネジメント教育プログラムを提供してきました。

大学、大学院、起業家養成プログラム、ビジネス英語や経営者のための勉強会など、多様な教育プログラムを運営するほか、法人研修の提供やTV番組の制作など、あらゆる年齢層に対して生涯に渡る「リカレント教育」を提供しています。在籍会員数は約1万人、輩出人数はのべ5万人以上です。

また、1,300社以上の企業に対して研修を提供しています。2013年10月のアオバジャパン・インターナショナルスクールへの経営参加を契機に、生涯学習をサポートするプラットフォーム構築をグループ戦略の柱の1つとして明確に位置づけています。

キャリア調査の概要

修了生に対するキャリア調査を実施し、BBT大学院での学びがキャリアにどのような影響を与えたかを調べました。同時に新型コロナウイルスの影響でビジネス環境が激変した時代において、どのような人材を輩出できたのかについても調査を行っています。

BBT大学院が長年にわたり培ってきたオンライン教育の取り組みの成果が、オンライン教育の真の可能性について理解を深める一助になれば幸いです。

【キャリア調査手法】
調査対象:BBT大学院MBAプログラムの全修了生1,367人(2020年9月23日時点)
調査方法:インターネット調査
調査期間:2020年9月23日(水)~2020年10月2日(金)
有効回答数:353、回答率:26%


【アンケート回答者情報】
修了生に対するキャリア調査

4.BBT大学院修了生へのキャリア調査の結果

修了生の約80%に、キャリア面でのポジティブな変化が認められました。実際に「キャリア面でポジティブな変化があった」と回答した修了生のなかで、最も多い具体的な変化は「年収の増加」でした。

また、修了生の70%以上が「BBT大学院で学んだことが、新型コロナウイルスによる環境変化において活用できている」と回答しています。

80%の修了生が「キャリア面でポジティブな変化があった」と回答

「キャリア面でポジティブな変化あり」と回答した人の98%が、その変化に対して「BBT大学院の学びが影響している」と回答しました。

Q:修了後のキャリア面の変化について教えてください(N=353)
Q:BBT大学院の学びは、あなたの変化に影響を与えていますか?(N=282)

修了後のキャリア面の変化について教えてください

BBT大学院の学びは、あなたの変化に影響を与えていますか

「キャリア面でのポジティブな変化」の内訳

「キャリア面でポジティブな変化あり」と回答した修了生において、最も多かった具体的変化は「年収の増加」、次いで「業績・実績の向上」「昇進・昇格」という結果になっています。また「独立起業」と回答した修了生も14%いました。

Q: キャリア面で良い変化があった方は、具体的にどのような変化がありましたか(複数回答可、任意回答、N=283)

キャリア面で良い変化があった方は、具体的にどのような変化がありましたか

全回答者が「年収が増加した」と回答

年収の増加額は「100万円~299万円」が最も多く、「1000万円以上」と回答した修了生が11%いました。平均増加額は約400万円、約50%が300万円以上増加しています。

Q: 入学時の年収と比較して、現在の年収はどのように変化しましたか?(N=240)
Q: 入学時の年収と比較して、現在の年収は変化しましたか?(N=353)

入学時の年収と比較して、現在の年収はどのように変化しましたか
入学時の年収と比較して、現在の年収は変化しましたか

70%以上が「BBT大学院での学びが役立っている」と回答

「活用できている」という理由については、以下の2つの意見が多く見られました。

 ①現在進行形のケーススタディ(RTOCS)や問題発見解決などの授業を実践で活用できている。
 ②オンライン上で学びリモートワークでも応用できている。



Q:BBT大学院で学んだことが、新型コロナウイルスによる環境変化において活用出来ているでしょうか(N=353)

・「学習環境がリモートだったので、リモート環境への対応がスムーズだった。また、実際に会って話すのも大事だか、ITを活用して問題の本質以外のコストをそぎ落としたコミュニケーションができるようになったため、今の時代には非常に効率の良いビジネスコミュニケーションが発揮できている。」(2015年修了、40代男性)

・「卒業後、転職、渡米して現地法人を設立。アメリカは元々、リモートで働いている環境が整備されており、リモートが常識化されています。そのなかで、ビデオ会議やメール、ドキュメントなどBBTのAirCampus®でのやりとり、コミュニケーション力が非常に役に立っています。」(2015年修了、40代男性)

・「BBTでサイバーリーダーシップを鍛えられたため、在宅勤務の方が、却って成果を出しやすい。」(2010年修了、50代男性)

・「サイバー上での学びの経験から在宅勤務が多くなったなかでも、生産性を損なうこと無く仕事がこなせていると思います。特に当時の学習のなかで自然と培った仲間やチームのコンディションをキャッチする力は大いに役に立っていると思います。」(2008年修了、50代男性)

・「RTOCSで訓練した思考パターンが、様々な状況に活用できる」(2007年修了、60代以上男性)

・「毎日がRTOCSの連続。とにかくその時に最善の答えを出し続けること。」(2012年修了、40代男性)

修了後5年以内で73%の人が「MBAへの投資を回収できている」と回答

「回収できた」と回答した割合は全修了生のうち59%でしたが、2015年までの修了生においては80%という高い数字を示しています。

Q:MBAに投じたコスト(学費や時間等)に対するリターンは回収できましたか(N=353)

MBAに投じたコスト(学費や時間等)に対するリターンは回収できましたか

オンラインでのMBA取得に興味があるならBBT大学院

本記事で見てきたように、オンライン形式のMBAプログラムは、「働きながら修学できる」「転職やキャリアアップに有利になる」「多様な職種の人たちと交流できる」といった魅力があり、実際に完全オンラインであるBBT大学院の修了生のキャリア調査でも、キャリア面、収入面、実務面で役に立っているとの回答が見られました。このことから、オンラインのMBA大学院は対面型に劣るわけではなく、またオンライン特有の価値もあると言えます。

BBT大学院は完全オンラインでMBAを取得可能です。オンライン学習プラットフォーム「AirCampus®」で講義映像をオンデマンドでいつでも何度でも視聴でき、講義資料の閲覧やテキストディスカッションも行えるため、学生は対面型にはない学習方法で学びを深めることができます。

オンラインでのMBA取得に興味がある方はぜひ資料請求やオンライン説明会への参加をご検討ください。