編集部posts 2020年12月9日

【MBA・ビジネス用語集】スキルアップに役立つ知識や情報をまとめてご紹介!

【MBA・ビジネス用語集】スキルアップに役立つ知識や情報をまとめてご紹介!


執筆:mbaSwitch編集部

「mbaSwitch」では、さまざまなMBA・ビジネス用語を解説しています。ビジネス用語を学び、自分のものとすることで、変化の激しいこれからの時代に適応できる人材になることができます。


必要性を感じているスキルやよく知らない用語などがあれば、ぜひ該当記事をご覧いただき、スキルアップにお役立てください。
新たにMBA・ビジネス用語を解説した場合は、随時更新します。


https://www.ohmae.ac.jp/session/

1. MBA・ビジネス用語一覧

MBA・ビジネス用語一覧
mbaSwitchで解説したビジネスス用語を「新時代のビジネスリーダーに求められる資質」「これからの時代の変化、働き方や組織の在り方」「フレームワーク」「経営に必要なビジネス用語」の4カテゴリに分け、一覧にしてご紹介します。

2. 新時代のビジネスリーダーに求められる資質

 新時代のビジネスリーダーに求められる資質

MBA(経営に必要なマインド、知識、スキル)

「MBA」は、「Master of Business Administration」の頭文字をとった名称で、経営学の大学院修士過程を修了時に授与される「学位」です。日本では「経営学修士」もしくは「経営管理修士(専門職)」と呼ばれることもあります。

MBAが取得できる経営大学院のカリキュラムは、ヒト(組織行動・人材マネジメントなど)、モノ(マーケティング・経営戦略・オペレーションなど)、カネ(アカウンティング・ファイナンスなど)の経営資源の3領域を学ぶ科目を中心に組まれています。
この3領域を体系的に修得し、論理的思考や問題発見・問題解決のスキルなどを養うことで、経営・ビジネスで生かせる実践力を身につけられます。


どのような人材の育成を目指しているのかは大学院ごとで違いがあり、その大学院特有のカリキュラムも存在します。

MBAを取得することのメリットのひとつが、「変化が激しく先が読めない時代を生き抜くスキルが身につくこと」です。


例えば、経営大学院では、ケーススタディを通して学びを深める機会が多くあります。ケーススタディは実践的なビジネススキルをブラッシュアップするのに最適な学習方法です。


さまざまな企業の事例からケーススタディを行うことで、理論の学習だけでは得られない、現実の問題解決に結びつけるスキルを養うことができます。


また、疑似体験を通して、問題解決力だけでなく、分析力や洞察力、論理的思考力、戦略構築力など、経営者やリーダーに必要な能力を養成することができます。

以下の記事では、MBAを取得する目的やメリット・デメリット、MBAを取得する方法や難易度、MBAプログラムのカリキュラム、MBA取得にかかる費用、国内と海外のMBAの違いなど、MBAにまつわるさまざまな疑問にお答えしています。


MBA(経営学修士)とは?どんなメリットがあるか、その価値をわかりやすく解説!

アントレプレナーシップ

アントレプレナーとは「事業を起こす人、起業家、企業家」のことで、アントレプレナーシップは、「企業家精神。新しい事業の創造意欲に燃え、高いリスクに果敢に挑む姿勢」と辞書で説明されています。


別の言葉で表現すると、「自分の生活の安定や将来を他人や会社に期待せず、すべて自らの責任においてリスクを取りながらも果敢にチャレンジする姿勢」のことをアントレプレナーシップと呼びます。

2000年代から現在まで続く第三次人工知能ブームのなかで、「AIにできなくて、人間にできる仕事はなにか?」という議論がなされています。


人間にしかできないことのひとつが、高い創造性やリーダーシップ、人間力を兼ね備えたアントレプレナーシップだといわれています。これからの時代、アントレプレナーシップを備えた人材の需要はますます高まっていくでしょう。

以下の記事では、アントレプレナーシップを持つ人材に求められるスキルや、身につける方法について紹介しています。


【MBA・ビジネス用語】アントレプレナーシップとは? ビジネスリーダーに必須のスキル!

ビジョン

「ビジョン」とは、一言でいえば企業の「将来ありたい姿」です。
社会や社員にとって、企業がどのような存在でありたいか、何を成し遂げていたいか、ある程度具体的に描いたものです。

「企業は何のために存在していて、何を目指しているのか」が明文化されていて、共通認識として持たれていると、組織の求心力が高まります。将来の目指す姿が共有されていない組織では、社員が各々の理由で働いていることになり、思わぬきっかけで社員の離職やチームの士気が下がる可能性もあります。

ビジョンは、組織の求心力を高め、成長を加速させるためになくてはならないものです。

最近では、「ミッション、ビジョン、バリュー」をセットで聞くことがほとんどですが、3つをしっかり区別せずに使っていることも多いようです。

そこで、以下の記事では、ミッション、ビジョン、バリューの違いが明確になるよう、それぞれの特徴について解説しています。


また、パタゴニア社やソフトバンクグループ株式会社、株式会社SmartHRなど、企業のビジョンを紹介し、ビジョンの作り方についても触れています。


【MBA・ビジネス用語】ビジョンとは? ミッションや企業理念との違いとは?作り方も解説!

マネジメント

「マネジメント」は「管理、経営」といった意味を持ち、ビジネスにおいては、一般的に「組織の管理、運営」を示す言葉として用いられます。


マネジメントの定義は複数存在しますが、「マネジメントの父」とも呼ばれる経営学者のドラッカーの著書『Management』(1973年発行)に書かれた「組織に成果をあげさせるための道具、機能、機関」が、一般的な定義といえます。


同書は1974年に日本国内でも出版され、初心者でも理解しやすい経済学の本格的な入門書として有名になりました。

企業経営や事業の目標達成において、重要な経営資源である「ヒト」、つまり社員や組織をマネジメントすることは必要不可欠です。変化の激しいこれからのビジネス環境では、マネジメント力が高いビジネスリーダーが今まで以上に求められます。

以下の記事では、マネジメントの基礎知識やマネジメント力を上げる方法、マネジメントを成功させるポイントなどについて解説しています。


【MBA・ビジネス用語】マネジメントとは? スキルアップの方法や成功ポイントを解説!

リーダーシップ

「リーダーシップ」は、さまざまな定義や解釈がありますが、一般的には「目標達成のために組織や人を導く能力」を指します。組織や人を導くには、ビジョンの提示と伝達、メンバーの統合と動機づけを行うことが必要です。


リーダーシップの前提として、自己を知り、行動の源泉にある自分の「軸」を確固たるものにし、自分自身の言葉でビジョンを語れることが大切です。

経済環境の変化が目まぐるしく、正解のない時代、ロジックやフレームだけでは人や組織は動きません。VUCA時代の到来によって、ビジョンを共有し、メンバーの動機づけを行うリーダーシップの重要性がさらに増しています。リーダーシップは、企業・組織の目標達成や課題解決に取り組む際に求められます。


企業の経営者はもちろん、組織やチームのリーダーやリーダー的な役割を担っているビジネスパーソンにとっても重要な能力です。

以下の記事では、リーダーシップの基本的な知識、混同されやすいマネジメントとの違いSL理論とサーバントリーダーシップなどについて解説しています。


【MBA・ビジネス用語】リーダーシップとは? マネジメントとの違いを解説

3. これからの時代の変化、働き方や組織の在り方

これからの時代の変化、働き方や組織の在り方

VUCA

新型コロナウイルスという未だ解明されきっていない疫病が蔓延するなど、予測不能なリスクが発生する可能性はさらに高まっています。


こうした背景から、「このままではいけない」といった危機感とともに「VUCA」というワードがビジネスシーンでも頻繁に使われるようになりました。

VUCAとは、「Volatility(変動性)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(曖昧性)」の4つのワードの頭文字を取った造語です。


グローバリゼーション、AI・IoTの技術発展、超高齢化社会、地球温暖化、気候変動など、さまざまな要因が複雑に絡み合い、変化が激しく不確実な「VUCA時代」において、ビジネスで成果を出すためには従来のやり方を変えることが求められます。

以下の記事では、予測不能なこれからの時代に必要なスキルやポイントを解説し、「VUCA時代」のビジネス環境を生き抜く方法について紹介しています。


【MBA・ビジネス用語】VUCAとは? 予測不能な時代を生き抜くスキルを身に付けよう!

アジャイル型組織

「アジャイル型組織」とは、新たな価値を素早く継続的に提供するために、迅速な意思決定や開発サイクルを可能にした組織理論です。

2010年代ごろから「DX(デジタルトランスフォーメーション)」の時代が本格化し、業界問わず、企業の「アジャイル型組織」への変革が求められるようになってきました。


「DX(デジタルトランスフォーメーション)」とは、「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」です。


DX時代においては、IT業界だけでなくどのような業界でも、アジャイル型組織の思考が求められます。

以下の記事では、アジャイル型組織の基本的な知識や特徴、アジャイル型組織を導入した企業の事例、そして組織変革を実現させるポイントを解説しています。


【MBA・ビジネス用語】アジャイル型組織とは? DX時代に求められる組織変革

リカレント教育

「リカレント教育」とは、「学校教育を終えてからも、仕事に生きる学びを得続けること」を指します。


リカレント教育の概念は、スウェーデンの経済学者レーン・Gによって最初に提唱され、1970年にOECDが教育政策会議で取り上げて以来、国際的に高く注目されるようになりました。

日本では、近年になり再度注目されつつありますが、その背景には、少子化による教育機関の社会人へのターゲットの広まりや、働き方の多様化(終身雇用の破綻)、健康寿命の延長(人生100年時代)、変化の速い時代における過去の知識の陳腐化などがあるでしょう。


国策としてもリカレント教育の強化を掲げており、2020年度の文部科学省の予算には、「リカレント教育等社会人の学び直しの総合的な充実」に約89億円が計上されています。

以下の記事では、リカレント教育について、日本の現状や生涯学習との違い、リカレント教育のメリットや補助制度、大学・民間企業の事例などについて紹介しています。


【MBA・ビジネス用語】リカレント教育とは? BBT大学院で人生100年時代を生き抜くための学び直しを!

人生100年時代

「人生100年時代」は、『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)100年時代の人生戦略』(リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット 著、池村 千秋 訳、東洋経済新報社)によって話題となりました。


日本では、2016年にこの本が発売されたと同時期に、「2020年以降の経済財政構想小委員会」において、「人生100年時代の社会保障へ」と題した提言が発表されたこともきっかけとなり、「人生100年時代」というワードが注目を浴びました。

今後は人生100年を見据えた働き方を提供できる企業のニーズが高まっていくといえますが、具体的に今何をしたらよいのかわからず、不安に感じてしまうこともあるかと思います。

そこで、以下の記事では、人生100年時代に必要なスキルやマインドについて解説し、これからの時代に求められる人材になるために今から実践できることをお伝えしています。


【MBA・ビジネス用語】人生100年時代とは? これからの時代に求められる人材になるためにできること

4. フレームワーク

フレームワーク

ビジネスフレームワーク

限られた時間の中で最大限のパフォーマンスを発揮したいときに、有効なのが「フレームワーク思考」です。


ビジネスのフレームワークには数多くの種類があり、「5W1H」や「PDCA」といった誰もが知っているものから、より専門的なものまで幅広く存在します。

本記事では、フレームワークの基本的な知識だけでなく、「計画実行」「業務改善」など目的別に使えるフレームワーク20選や、フレームワークを使いこなすために注意すべきことについても解説しています。


【MBA・ビジネス用語】フレームワークとは? さまざまな型を知ってビジネスに活用しよう!

SWOT分析

「SWOT分析」とは「Strength(強み)」「Weakness(弱み)」「Opportunity(機会)」「Threat(脅威)」の4つの軸から、組織や戦略などを評価するためのフレームワークです。


SWOT分析を行って現状を把握することで、現在の課題点、将来起こるかもしれない問題など、漠然とした状況や問題を整理することができます。

SWOT分析の活用方法は多岐に渡りますが、たとえば「企業や事業が抱える問題の分析」や「事業戦略やプランの策定」「組織目標や社員の個人目標の設定」などの場面で使用することがあります。

以下の記事では、SWOT分析のやり方とポイント、応用版である「クロスSWOT分析」の概要、SWOT分析をより活用するためのフレームワークについて紹介しています。


【MBA・ビジネス用語】SWOT分析とは? ビジネスの現場で活用できるポイントを解説!

ゲーム理論

「ゲーム理論」は、学問の枠を超えて、実際のビジネス現場でも応用される数学理論です。一例を挙げると、Google社では、ゲーム理論の一つである「オークション」理論の知見が収益に寄与しているといわれています。

ゲーム理論の存在は、物理学者のフォン・ノイマンと経済学者のモルゲンシュテルンの共著『ゲームの理論と経済行動』(1944年刊行)によって世に知られ、多くの学術分野に衝撃を与えました。


映画『ビューティフル・マインド』では、「ゲーム理論家」として初めてノーベル賞を受賞したジョン・ナッシュがモデルになっています。本作を観て、ゲーム理論の存在を知った方もいるかもしれませんね。

ゲーム理論を用いると、「ゲームを行う際、相手の手の打ち方を読み、なるべく自分の得点を高くして、失点を少なくするにはどうすべきか」といった方策を求めることができます。


これまで、経済学では完全競争や独占のみを分析していましたが、ゲーム理論の登場以降は、寡占経済の本格的な分析が可能となりました。

以下の記事では、ゲーム理論の基本的知識や代表例、関連用語、そしてゲーム理論をビジネス現場で活用する方法について解説しています。


【MBA・ビジネス用語】ゲーム理論とは? 基礎知識や「囚人のジレンマ」などの代表例を紹介

ファイブフォース分析

「ファイブフォース分析(Five forces analysis)」とは、業界の構造を分析し、その業界の収益性を明らかにするためのフレームワークで、経営戦略に必須とされている分析方法として知られています。
「5フォース分析」「5F分析」と表記されることもあります。

ファイブフォース分析の考案者であるマイケル・ポーターは、史上最年少でハーバード・ビジネス・スクールの教授となったアメリカの経営学者で、著書『競争の戦略』『競争優位の戦略』をはじめとした競争戦略論に対する研究の第一人者として有名です。

マイケル・ポーターが研究していた競争戦略において、同じく有名である「3つの基本戦略」の策定前に、業界の構造や仕組みを分析する手法として提唱されているのが、ファイブフォース分析です。

以下の記事では、ファイブフォース分析の基本的知識や分析時のポイント、関連するフレームワークについて紹介しています。


【MBA・ビジネス用語】ファイブフォース分析とは? 分析の目的やポイントを解説!

5. 経営に必要なビジネス用語

経営に必要なビジネス用語

ケーススタディ

ケーススタディは、実践的なビジネススキルをブラッシュアップするのに最適な学習方法で、MBAを取得できる経営大学院や社内外の研修など、さまざまな場所で活用されています。


ケーススタディを一言で表すなら、「事例研究」です。ビジネスだけでなく、医療や教育などさまざまな分野で行われます。実際に起きた多様な事例(ケース)を教材として、最適な解決方法を思考する訓練を行います。

ケーススタディを行うことで、理論の学習だけでは得られない、現実の問題解決に結びつけるスキルを養うことができます。


また、疑似体験を通して、問題解決力だけでなく、分析力や洞察力、論理的思考力、戦略構築力など、経営者やリーダーに必要な能力を養成することができます。

以下の記事では、ケーススタディの意味や進め方、ビジネスをはじめとした多分野での活用方法、関連語であるケースメソッド、ケースブックメソッド、ケーススタディ試験の意味など、ケーススタディへの理解が深まる知識や情報を紹介しています。


【MBA・ビジネス用語】ケーススタディとは? 意味ややり方を解説!

コストリーダーシップ戦略

「コストリーダーシップ戦略」とは、「安価であることで、競争優位性を持つ」戦略です。ここでいう安価とは安売りしているわけではなく、「低コスト」つまり低い原価・費用を実現できていることを指します。

コストリーダーシップ戦略は、マイケル・ポーター博士が提唱した3つの基本戦略の1つです(残りの戦略は、「差別化戦略」「集中戦略」)。


マイケル・ポーター博士は経済学者でハーバード大学経営大学院教授でもあり、企業の競争戦略につて長年研究し、今ではよく知られる数々の理論を打ち出してきました。
1980年出版の代表作『競争の戦略』は経営戦略論の古典として、現在でも多くの経営者に読まれています。

「安い」ことはあらゆる顧客にとってメリットであるため、顧客層を広げやすい、シェアを高めやすい点はコストリーダーシップ戦略のメリットの一つです。一方で、熾烈な価格競争に発展してしまう可能性があるという懸念点もあります。

以下の記事では、コストリーダーシップ戦略を実行する際のポイントや、メリットとリスクなどについて解説しています。


【MBA・ビジネス用語】コストリーダーシップ戦略とは? 実行のポイントを解説

コーポレートファイナンス

コーポレートファイナンス(corporate finance)とは、「企業の価値を最大化することを目的として行う、企業の財務活動全般」を指します。


企業の財務活動には、資金を調達すること、その資金を運用することの2つの側面があります。


資金の調達とは、事業の売上高だけでなく、金融機関からの融資や、投資家からの出資なども含みます。資金の運用とは、主に資金を事業へどのように分配するかを決定していく活動です。

コーポレートファイナンスの目的は、「企業価値を最大化すること」です。企業価値とは、「企業が産み出すことのできるキャッシュフロー全体」を指します。


では、企業価値はどのように測ることができるのでしょうか。

以下の記事では、企業価値を測るための算式や、コーポレートファイナンスとアセットファイナンスとの違い、事業価値を測るためのDCF(Discount Cash Flow)法、資金調達の方法など、コーポレートファイナンスにまつわるさまざまな情報を紹介しています。


【MBA・ビジネス用語】コーポレートファイナンスとは?

デザイン思考

ビジネスに使える思考方法が数多くある中で、最近特に注目されている考え方が、「デザイン思考」です。


デザイン思考は、デザインに必要な思考方法と手法を利用して、さまざまな問題を解決するための考え方です。


芸術やエンジニアリング、ビジネスなどあらゆる世界で応用されるデザイン思考は、近年、ビジネス上の問題を解決するために用いられることが増えてきています。たとえば、AppleやGoogleなどでもデザイン思考を採用しているといわれています。

以下の記事では、デザイン思考の基本的な考え方や方法、これからの時代に必要な理由、また、デザイン思考によって変化する働き方についても解説しています。


【MBA・ビジネス用語】ビジネスに必要なデザイン思考とは?

バリューチェーン(価値連鎖)

「バリューチェーン(Value Chain)」とは、原料の調達活動、商品の製造、マーケティング、販売、アフターサービスを連鎖として捉える考え方で、1985年にマイケル・ポーターが著書『競争優位の戦略』で提唱したフレームワークです。日本では「価値連鎖」と呼ばれることもあります。


バリューチェーンのフレームワークを使うと、事業活動の現状分析を適切に行えます。競合他社と比較して強み弱みを分析したいときなど、さまざまなビジネスシーンで活用されています。


近年、有名な企業でバリューチェーン分析の手法が使われ、成果が出ていることなどから、よく取り上げられるようになりました。たとえば、スターバックスやユニクロなどがバリューチェーン分析を活用して成功しています。

以下の記事では、バリューチェーンの基本的知識に加えて、ビジネスチェーン・サプライチェーンとの違いや、バリューチェーン分析を活用した企業の具体例などを紹介しています。


【MBA・ビジネス用語】バリューチェーン(価値連鎖)とは? 基本知識や分析方法を解説!

ビジネスケース(事業計画)

「ビジネスケース」とは、採用されたプロジェクトが妥当かどうか、投資価値があるものなのかを説明するための資料のことです。わかりやすく「企画書」と言い換えることもできます。意思決定や計画立案の際に用いられ、企業の内部で作成されることもあれば、組織外で作成することもあります。


たとえば、ある企業において人手不足という課題があり、課題への解決策がいくつか挙がったとします。「解決策の中からどれを実施するのか」「実施するとして進行中の判断軸は何か」などを定めたものがビジネスケースです。

現代は、将来が予測できないVUCA時代に突入したといわれますが、新型コロナウイルスの感染拡大によって、産業構造が激変する可能性がさらに高まっています。変化の激しい今だからこそ、ビジネスケースを用いて、プロジェクトなどの妥当性をきちんと評価することが大切です。

以下の記事では、苦手意識がある方も多いビジネスケースについて、基本手知識や作成方法をご紹介しています。


【MBA・ビジネス用語】ビジネスケース(事業計画)とは? 精度を上げるにはMBA取得がおすすめ

マーケティング

「マーケティング」は、「企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動」と定義されています(日本マーケティング協会より)。

企業活動の一環としてのマーケティング活動という位置づけで、さまざまな範囲の業務がマーケティングと関わりがあります。


広報や営業もマーケティング活動の対象と考えることができますが、直接顧客とやりとりを行わない業務も、間接的にはマーケティングに結びついているといえます。


企業が商品やサービスを顧客に届けるために必要な「マーケティング」。デジタル時代となった今、マーケティング手法は多様になり、企業規模に関わらずさまざまな施策を行うことが可能になりました。

以下の記事では、マーケティングの入門編として、基本的な知識やマーケティングの重要性、歴史、代表的な手法と戦略の立て方、マーケティングのトレンドなどについて解説しています。


【MBA・ビジネス用語】入門編:マーケティングとは? デジタル時代に通用するスキルを身に付けよう!

リスクマネジメント

ビジネスにおける「リスクマネジメント」とは、企業の価値を維持・増大するために、リスクを組織的にマネジメントし、損失の低減や回避を図ることです。


「リスク(risk)」には、「危険(が起こる可能)性」という意味がありますが、リスクマネジメントにおいては、「組織に影響を与える不確実性」と捉えるのが一般的です。

リスクには、大きく分けて「マイナスだけのリスク」と「マイナスとプラスのリスクの2種類があります。


リスクマネジメントにおけるリスクとは、大半が「マイナスだけのリスク」を指します。
「マイナスだけのリスク」の場合、メリットがないように感じますが、リスクの現実化はマイナスの影響だけではなく、潜在的な問題に気づける、次回に生かせる経験や知見になるなど、プラスの影響もあります。


リスクを管理しつつ、リスクが現実化したときは、できるだけプラスの影響を得られるようにするのが、リスクマネジメントの本質です。

以下の記事では、リスクマネジメントの必要性やプロセスとフレームワーク、関連用語などについて紹介しています。


【MBA・ビジネス用語】リスクマネジメントとは? これからの時代に対応できるスキルを身に付けよう!

価格競争

「価格競争(price competition)」とは、商品の販売価格を下げて、競合他社へ競争をしかけることです。


価格競争は、競合企業間で商品やサービスの品質や性能、ブランディングの差別化ができていないときや、市場の需要と供給のバランスが崩れたときに起こるといわれます。需要が供給を大きく上回ると、企業間の競争が激しくなり、価格競争につながることがあります。

日本は2008年をピークに総人口が減少に転じ、2050年には国内の総人口は1億人を下回ると予想されています(国立社会保障・人口問題研究所の将来推計より)。


こうした人口減少に伴い、価格競争が激化しています。消費者がより安価で、より高品質な商品を求めるようになるなか、企業は売上減少と費用増大の両方の問題に直面しています。


今後も人口減少が続くことをふまえて、人口増加を前提とした従来の経営戦略から根本的な転換が求められます。

この記事では、価格競争の基本的な知識や、価格競争を知るうえで重要なキーワードとなる「コモディティ化」について、また、価格競争が激化するこれからの時代に必要なスキルなどを解説しています。


【MBA・ビジネス用語】価格競争とは? 課題解決するスキルを身につけ、他社との差別化を図ろう!

競争戦略

「競争戦略」とは、「ある事業分野で、競争会社と対抗し、顧客を獲得するための戦略」のことです(『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』より)。

競争戦略の大家といえば、史上最年少でハーバード大学の正教授となったマイケル・ポーターです。ポーターは、「ファイブフォース」や「バリューチェーン」といった独自の分析手法を提唱した戦略論の第一人者として有名で、著書『競争の戦略』は、世界各国の経営大学院のテキストとして活用されています。

競争優位を構築するための基本戦略(競争戦略類型)として、ポーターは「コストリーダーシップ戦略」「差別化戦略」「集中戦略」の3つを提唱しました。

以下の記事では、3つの基本戦略の概要や、これからの時代に通用する戦略のスキルなどについて紹介しています。


【MBA・ビジネス用語】競争戦略とは?これからの時代に通用する、戦略を考えるスキルを身につけよう!


MBA(経営学修士)とは?どんなメリットがあるか、その価値をわかりやすく解説!

差別化戦略

「差別化戦略」とは、他社や他商品・サービスとの差別化を行い、競争の優位性を実現する戦略のことです。
経営学者のマイケル・ポーターが著書『競争の戦略』の中で提唱した「競争優位性の戦略」のひとつとして取り上げたことで、多くの人に知られました。

差別化を行うことで、他社にはないメリットを見出して、価格以外で戦うことができます。「差別化戦略」を行うことで、自社の商品やサービスを価格以外の強みで打ち出すことができます。価格競争が激化している近年では、商品やサービスの「差別化」を生み出せるスキルが今まで以上に求められます。

以下の記事では、差別化戦略の基本的知識やメリット・デメリット、差別化戦略の具体的な事例などを解説しています。


【MBA・ビシネス用語】差別化戦略とは? 企業の事例も紹介

労働分配率

「労働分配率」とは、「生み出した利益を、どれだけ人件費に充てているか」を示す値です。労働分配率を計算することで、その事業に人件費がかかりすぎているのかどうかわかるため、業務の見直しや給与や賞与を調節するなどの判断材料となります。


労働分配率は、事業や組織を分析するための重要な指標のひとつで、社員の給与を変更するべきか、この事業を継続すべきかなど、自社の状況を確認したいときに頻繁に用いられます。

以下の記事では、労働分配率の計算方法や適正値、労働分配率を改善するポイントなどを紹介しています。


【MBA・ビジネス用語】労働分配率とは?

6. ビジネス・経営を体系的に学ぶには?

ビジネス・経営を体系的に学ぶには?
さまざまなビジネス用語を一覧で紹介しました。知っているつもりだった知識が、解説を読んでアップデートされることもあったのではないでしょうか。

これからの時代に通用する、ビジネス・経営の知識やスキルを身につける手段として、MBAが取得できる経営大学院で学ぶ方法があります。


経営大学院では、経営資源の3要素である、ヒト(組織行動・人材マネジメント)、モノ(マーケティング・経営戦略・オペレーション)、カネ(アカウンティング・ファイナンス)などについて学習します。


この3領域を体系的に修得し、論理的思考や問題発見・問題解決のスキルなどを養うことで、経営・ビジネスで生かせる実践力を身につけることができます。

しかし、仕事だけでも忙しいビジネスパーソンにとって、働きながら経営大学院で学ぶことは容易ではありません。


そこで、働きながらうまく時間を活用して学び続けられる「オンラインMBA」がおすすめです。オンラインMBAとは、経営大学院の授業の一部もしくはすべてをオンラインで実施するMBAプログラムのことです。

7. 「世界に通用するMBA」が取得できるBBT大学院とは?

 「世界に通用するMBA」が取得できるBBT大学院とは?
本校(ビジネス・ブレークスルー大学大学院、以下BBT大学院)は、100%オンラインで受講できるため、学びの柔軟性が高く、多忙なビジネスパーソンでも仕事や家庭と学習を両立することができます。

BBT大学院はオンラインMBAのパイオニア

BBT大学院は、日本国内で最も長いオンラインMBAの歴史を持っています。2005年の開学以来、15年という月日のなかでオンライン学習の知見を蓄積し、オンラインMBAのパイオニアとして試行錯誤を重ねてきました。


BBT大学院の学長である大前研一は「経営者、現場、顧客からしかビジネスは学べない」という信念から、経営者や起業家、そして数多くの企業や国家の問題解決をリードしてきた経営コンサルタントを中心に教員陣を揃えています。

さらに、時代に即した最先端のカリキュラムや教育手法を提供できるよう、アップデートを繰り返しています。

これからの時代に必要なスキルが身につく

MBAの醍醐味であるケーススタディは、RTOCS(アールトックス)と呼ばれる独自の教育メソッドを導入し、現在進行形の事例について取り上げます。


一般的なケーススタディでは過去事例を取り上げますが、今まさに起こっている事例について、「自分が経営者やトップだとしたら?」という視点で将来を予測し、具体的な戦略を考えます。

BBT大学院では、「自分が経営者だったらどうするか」という視点や、教員やクラスメイトから多様な意見を学ぶことを大切にし、実際のビジネス現場で起こり得るテーマを具体的に取り上げ、これからの時代に求められる問題発見・解決能力を身につけることができます。

オンライン学習でもモチベーションを維持・向上できる

また、教務スタッフによる学生サポートが手厚く、学習の進捗フォローを行い、学習サポートやアドバイスをしている点もBBT大学院の魅力です。


教務スタッフは、一人ひとりの学生の受講の進捗や発言頻度などを日々確認し、名前を覚えてしまうくらい常に気にかけ、身近な存在として伴走してくれます。

まずはオンライン説明会へ!

100%オンラインのプログラムで、具体的にどのように学ぶのか、なかなかイメージできない方も少なくありません。そこで、一人ひとりがその場で疑問や不安点を十分に解消できるよう、少人数制による説明会を定期的に開催しています。


「オンライン説明会」なら、どこでもご参加可能です。参加に必要なものはインターネット環境とPC・スマホのみなので、お気軽にご参加いただけます。

これからの時代を生き抜く人材・組織になりたい方は、まずはBBT大学院の説明会に申し込みましょう!